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不良債権処理をやるとどうなるのか?

今不良債権処理をやらなければどうなるのでしょうか、またやることによってどこかに悪い影響を及ぼすのでしょうか、社会全体への影響を考えたときやっぱり今やるべきなのでしょうか?

みんなの回答

  • on-drug
  • ベストアンサー率50% (17/34)
回答No.2

「なぜ不良債権問題の解決が必要か」というご質問に対しては、以下の3つが代表的な理由としてあげられると思います。 1)金融機関が異常なレベルの不良債権を抱えていると、本来担うべき信用創造・リスクテイク機能が果たせない状況が続くこと。 2)不良債権問題が続くと、政府が銀行の全額保護政策の解除に踏み切れずに、市場原理の確立、家計部門の金融ポートフォリオの再構築などが遅れること。 3)日本の金融システムが国際マーケットから信用されないこと。 これらの理由のために同問題の早期解決が必要とされているのですが、必ずしも性急な処理がなされるべきではないと思います。というのも、不良債権処理の加速は銀行のさらなる貸し渋りを招き、結果として企業倒産や失業者を増やすからです。 ちなみにこれまでに、銀行各行は相当量の不良債権処理をすでに実施していますが、不良債権はさほど減っていません。これは景気の悪化により、優良債権が不良債権化しているからです。この悪循環を断ち切るためにも、強力なデフレ圧力を伴う不良債権処理の加速は、慎重に行なうべきであると考えます。

  • yohsshi
  • ベストアンサー率55% (369/665)
回答No.1

>今不良債権処理をやらなければどうなるのでしょうか 問題が先送りされ、先送りできなくなるほど仕方ない状況で、一気に損失が表面化することとなるでしょう。どの程度の企業が一度に倒産の危機に陥るかにもよりますが、最悪の場合、連鎖倒産、高水準の失業率、預金の取付騒ぎ位のことは発生するでしょう。先に発生する可能性が高いことを、今処理するかどうかという問題です。 >またやることによってどこかに悪い影響を及ぼすのでしょうか 不良債権処理を行うことで、問題企業の淘汰という面が表面に出ますから、失業率は今よりも遥かに上昇するでしょう。当然、消費も落ち込み、景気も悪くなるでしょう。これに国全体が耐えられるかどうかという点が問題と思われます。 >社会全体への影響を考えたときやっぱり今やるべきなのでしょうか? 先送りすることで、デフレを払拭が先伸ばしになるだけなので、何時かはやらなければならないということは確かです。今の景気情勢で行えば、失業率が更に上昇するという点から反対論もあるのは確かです。但し、きちんとしたセーフティネットを構築した上で行えば良いのですが、道路財源の一般財源化すらできない状況では痛みを伴うことは覚悟する必要があるようです。 焦点ボケの回答ですが、今やっても先に延ばしても同じというのが私の意見です。

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