- 締切済み
不良債権処理の証券化の効果?
RCCの信託方式などで不良債権の証券化が行われていますが、実際に日本の不良債権が証券化で処理されたのは全不良債権のどれほどなのでしょうか。 昔アメリカで不良債権問題が生じた際、証券化による不良債権処理は全体の数パーセントしかないと本で読みました。ということはあまり効果はないということですよね・・? 日本でも微々たるものなのでしょうか。 ご回答宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
noname#76629
回答No.1
こんにちは。 ご質問への回答としてはふさわしくないかもしれませんが、グリーンスパン氏の回顧録に記されていた、不良債権処理の話題を紹介しておきます。 多分1980年代末に多数破綻したS&Lの後始末についてだったと思いますが、天文学的な額にまで積み上がり、いつになったら処理し終えるのか見当もつかないように思われた不良債権の売却に最も効果があったのは、「バルクセール」だったそうです。各種物件債権を概ね10億ドル程度のまとまり、パッケージにして売り飛ばすわけですが、最初の案件はそれこそ「二束三文」の価格、しかも一部を頭金として支払えば、その後は購入した不動産からの収益で支払えばよい、という破格の好条件だったそうです。 うまい話があると知れば早速ハゲタカが寄って来るものだそうで、その後入札参加者も増え、競争により売却価格も高騰し、不良債権はきれいさっぱり処理できたそうです。