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パラレルツインとVツインの性能差
パラレルツインとVツイン、なぜ、Vの方が優れているのでしょうか? 私なりにいろんなサイトで調べてみましたが、Vの方が不等間隔爆発だとか 低回転から力があるとかいろいろあったのですが、 結局それは乗り味やレースでの問題で、エンジン自身の性能差について書いてあるところがありませんでした。 なんでも、Vの方が優れているのは、業界では常識だとか... よろしくお願いします。
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V型エンジンの最大の利点は慣性質量の50%のカウンターウエイトをクランクシャフトに付けることで、理論的に1次振動(燃料の燃焼による加速度などの振動を除いたもので、たとえばエンジンのクランクシャフトをモーターで回した場合に出る振動)を完全にキャンセルできることにあるでしょう。ただし同一クランクピンに2気筒分のコンロッドを取り付ける90°V型に限りますが。 その他にも各気筒がコンロッドのビッグエンドの厚さ分だけオフセット(ハーレーのVツインエンジンでは片方のコンロッドのビッグエンドが二股に分かれていて、もう片方のビッグエンドが間に挟まる構造のためオフセットはありません)した状態でレイアウトされるので、多気筒化した場合などにエンジンのクランクシャフト方向の長さを抑えることができます。これは、単にコンパクトなエンジンであるという利点だけではなく、クランクシャフトの全長を抑えることによりクランクシャフトに発生するねじれ振動も抑えることになり、クランクシャフト自体の剛性も高く作ることができることもあげられます。 欠点としては、同じ気筒数の直列型から比べると構成部品が多くコストが余計にかかること、給排気系の取り回しが複雑になることなどでしょう。
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- milkypoko
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最も大きなメリットというのは、クランク・シャフトが短いということです。 これによって、クランク軸のジャイロ効果の軽減ができます。 具体的には、車体を傾けるときの抵抗が減るので、バンク速度が速くなります。 バイクは、バンクする速度が速いほど、強烈に曲がります。すると、同じ速度でコーナーを曲がるとき、少ない傾きで済みます。つまり、もっと速い速度で曲がれます。また、抵抗が減ることで、切り返しも軽く、速くなります。 逆に言えば、それだけ安定性が損なわれ、運転に難しい技術が要求されます。 典型的な例では、ドカッティですね。
お礼
ありがとうございます。 なるほど、そうですね。ジャイロ効果が小さいということは 傾けやすいということですよね。傾きやすいと曲がりやすいというのは 初めて知りました。(バイクの免許は無いもので) ありがとうございました。レポートに反映させていただきます。
http://www.j-part.org/spectext/engine.htm こちらによると、エンジンの剛性(強さ)・重心を下げられるとあるのでその辺ではないでしょうか。 剛性が強ければフレームのメンバーにすることもできますし、重心が下がると言うことは 安定して走れることに繋がります。 あとは構造上V型のほうがエンジンの幅を小さくできるのでバイクに積むには 適していると思います。 あと、シリンダーの配置による振動特性にも違いがあったと思いますよ。
お礼
ありがとうございます。 早速教えていただいたサイトを見てみました。 シンプルにわかりやすくまとめられていて、良かったです。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。 一次振動、授業で習ったはずですが、すっかり忘れていました。 sailorさんのご回答を完全に理解できるように、教科書の読み直しです。 勉強になりました。ありがとうございました。