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アメリカ軍の日本からの撤退
沖縄のアメリカ海兵隊が7000人削減され、グアムに移されるというニュースを知って思ったのですが、アメリカは世界各国に基地を置いていますが、同様の撤兵、撤退は近年起きているのでしょうか? 移動、撤兵がある場合、人数も知っている方は教えてください。
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ちょっと個別事例をまとめたサイトを発見できなかったのですが、 ・ドイツから2-3個師団(3万人位)を米本土に帰還 ・在韓米軍(3万7000人)から1万2500人を削減 等の例があります。全体としては海外展開兵力20万の内7万人を本国へ戻すようです。 これは冷戦が終結し、想定されたヨーロッパに於ける第三次世界大戦(欧州平原をソ連の機甲梯団が蹂躙するという)が起きる可能性がほぼ無くなりました。このような旧ソ連の脅威が去った以上、それに対抗するための海外駐留部隊(特にヨーロッパ。西ドイツが最前線だったわけですが、冷戦の崩壊によって、ドイツの東にポーランド-ソ連=ロシアの影響下にない-が生まれ緩衝地帯が発生したので)の必要が無くなりました。 しかし極東には軍事的な伸長著しい中国(と台湾の紛争)、核兵器を所有しようと言う北朝鮮などの不安定要因があるため、再配置は行われますが、大規模な兵力の削減には到りません。 また、冷戦は片付きましたが、反対にいわゆる国際テロなどの「新しい脅威」の登場へ対応する必要が生じました。コレに対応するためには大軍ではないが、機動性のある兵力を現場にすばやく投入することで対応できると米軍(の中の人)は考えています。そのため、軍の組織や装備自体を軽量化したり、軍事作戦を指揮する頭脳である司令部だけを前方配備して、手足である部隊は米本土に置いておこうとしています。
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人数を知っているわけではありませんが、イラク・アフガン戦争、対テロ戦争など世界情勢の変化を受けて、同様の再編(トランスフォーメーション)は世界規模の動きです。 全体として"不安定な弧"や"チャンスの弧"の中、周辺に小さな拠点をいくつも作り(たとえば東欧や中央アジアなど)、日本や韓国、ドイツなどの大きな拠点から兵力を移動する傾向にあります。 作戦そのものも、ラムズフェルド長官ら中枢の意向で、陸軍伝統の大規模な兵力を投入する戦い方から、特殊部隊やハイテク兵器や多目的兵器を活用する"コンパクトな戦争"へと志向を変化させつつあるそうです。 在韓米軍や在日米軍の再編でも、兵力を削減させる代わり、グアムなどに戦略爆撃機やステルス機の配備を増強したり、といった具合です。
お礼
”コンパクトな戦争”は今のアメリカの財政的状況を考慮しても納得できます。回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。
お礼
ご丁寧に回答ありがとうございます。参考にさせていただきます。