かつて BA (British Airways) の Concorde が New York ~ London 間で就航していた頃、New York JFK (John F Kennedy) 国際空港の滑走路端から 5~6km の所に住んでいて、毎朝 Concord の爆音に叩き起こされていました(^_^;)……08:00 出発便と 09:00 到着便ですので早朝とは言えないのですが、大学への登校は 9 時起きでも間に合うものだったので Concorde の爆音が目覚まし替わりでした。
私もヒコーキ好きなので JFK Expressway の Perimeter Road 陸橋下に行って陸橋上を Taxing する Concorde の写真を撮ったりしていたのですが、頭上 1000ft 以下を通過する総推力 650kN 強の Rolls-Royce Olympus 593 Reheated Pure Turbo Jet Engine 音は屋外で聴くと鼓膜が破けそうなほどのバリバリ音が耳に突き刺さりましたよ(^_^;)。
現在は MD (McDonnell Douglas) FA18E Super Hornet が毎日飛び交う神奈川県厚木基地近辺に住んでいますが、こいつの GE (General Electric) F414/400 Engine は総推力 200kN 弱の低 Bipus (0.25:1) Reheated Turbo Fan Jet Engine ながら米国で騒音訴訟が起きたほどの Engine ですので、下手な Pilot が旋回中に Throttle を開けるとバリッバリッと耳に突き刺さるような衝撃音が発生します。……でもまぁ幸いなことに離陸 Course からは外れた所に住んでいるので Reheat 音に曝されることはありませんし、旋回中の騒音も整備の良い機体を上手い Pilot が操縦していればバリバリ音を殆ど出さずに済みますし……。
数年前の夏に 1 度、空自の MD F15J Eagle 2 機が基地上空を旋回 Break して Touch & Go 態勢に入る模範飛行(^_^;) をしに来たことがあるのですが、PW (Pratt & Whitney) F100-IHI (石川島播磨) 220E Engine は GE F401 とそう変わらぬ Bipus 比 0.36:1 総推力 210kN 強の Reheated Turbo Fan Jet Engine ながら普段聴き馴れている FA18E とは段違いの低騒音飛行で感心してしまいました。……空自 PIlot の Break もほぼ直角の Bank とほぼ 45° の Bank で旋回を開始して半周後にはピタリと同高度数十秒差の位置に付ける見事さで、当時の米軍機は Break もまともにできない下手っぴばかりでしたから、明らかに「模範飛行しに来たんだな」と判るものでしたね(笑)。……因みに現在、厚木基地に飛来する米軍機は一昨年辺りから腕前がガラリと変わり、空自並になっています……多分、実戦経験有りの第一線 Pilot ばかりなのでしょうが(^_^;)。
家の前は近所の保育園が園児の「お散歩」Course にしていることから日中は園児達のキャーキャーという声が聞こえるものですが、車の騒音やらヒコーキの音に較べれば些細な騒音ですので全く気になりませんし、保育士さん達が挨拶してくれて園児達が「おはよーごじゃいますっ!」とか「バイバイ」してくれると和みますね(^_^)/。
そもそも園児達の騒音って 09:00~18:00 ぐらいの時間帯に時折聞こえるぐらいのもので、08:00~20:00 ぐらいまでバリバリと空を劈くヒコーキの騒音とは比較にならないほど静かなものですし、夜中でもバリバリ言わせる Bike の騒音やら大型車輌の騒音に較べれば全く気にならないものですよ。
「園児の騒音」なんて、遙か遠くの「電車の騒音」と大差ないような気がするのですが……「鉄橋を渡る電車の騒音が煩い!」なんて Claim を付けて「電車路線延長反対っ!」なんてやる人はいるのかな(^_^;)?