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バレンタイン監督とロッテの関係 (長文です)
千葉ロッテを日本一に導いたバレンタイン監督が理想の指導者として絶賛されています。 (わたしも素晴らしい手腕だと思います) が、今年の偉業を見ると、どうしても思い出されることがあります。 前回就任した95年、2位に躍進しながらオフに突然解雇されたましたが その頃、スポーツ雑誌Numberに『千葉ロッテマリーンズの真実』という 長文の暴露記事が載りました。 内容は「米国流ばかりの放漫な監督にキレたコーチ陣が広岡GMに力を借りた」、 「チームの好調はボビーではなく日本人スタッフの尽力の賜物」 という、世間のボビー評価を真っ向否定する痛烈なものでした。 (↓過去質問にもありました) http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1429562 記事の真偽も気になりますが、このような揉め事がありながら再招聘した球団幹部、 復帰を決めたバレンタイン氏双方にわだかまりはなかったのでしょうか? あるいはどちらかが折れて、当時の経緯を謝罪したのでしょうか? また10年前とちがい、監督も日本流をある程度受け入れて、日本人コーチとの 融和を図っているのでしょうか? 長文にて失礼しました。ご回答よろしくお願いします。
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興味深いご質問なので回答を楽しみにしているのですが、なかなか増えませんね。 私のバレンタイン監督に対するイメージは「大雑把な野球で、登録されてないピッチャーを出そうとした(過去質問にあるyussannさん)というようなものでした。ところが今年の快進撃の中でバレンタイン野球について「統計・データに基づいた緻密な野球」「個々の選手について性格を含め完全な情報を要求する」などという、正反対の報道を目にするようになって疑問が生じました。 私のもっていたバレンタイン監督の否定的なイメージは10年前の『Number』によって作られたものではないかということにaki02akiさんの質問で気づかされた気がします。すっかり忘れていましたが、あれを私も読んだのです。 ご紹介の過去質問にあるyussannさんの「…あの記事はなんだったんだろう」という思いが私にも強く湧いてきました。 今年のロッテ優勝後、同じ『Number』(640)に「1995年…二位になって…当時の主力だった選手(小宮山・伊良部ら)は、(バレンタイン監督で)翌年必ず優勝すると思ったという」(阿部珠樹)とあります。ちょっと取材すれば、このような選手の言葉も聞けたのですから、あの『Number』は、なにかを意図して一方的に広岡氏側の言い分だけを流した記事だったのかもしれません。 余談ですが、広岡がヤクルト監督当時(76~79年)いしいひさいち氏の傑作四コマ漫画で、打たれて敗戦投手となった安田の自宅へ、深夜、広岡監督が嫌がらせの無言電話を繰り返すというのがありました(笑)。そういうのが読者から笑って受け入れられるキャラクターですから、広岡氏による情報操作でもあったのかどうか…。 結論として、私自身にとっては『Number』の「千葉ロッテマリーンズの真実」という記事?の悪影響が大きかったように思います。 教訓は、これから(もうすでに)バレンタイン絶賛の記事が溢れるでしょうが、あまり鵜呑みにせずに違った視点からも見たいものです。 ちなみに私もバレンタイン監督は好きです。ツバを吐きすぎることに対しては、「ツバロッテ=マリーンズ」という声もあるようです。 aki02akiさんのご質問に対する直接の答えとしては、広岡氏がいないということと、署名運動を含むファンの要望があった、それにプロですから超高額のギャラで何とでもなるのではないでしょうか。
その他の回答 (2)
ANo.2です。 回答後も気になったので「Number 千葉ロッテマリーンズの真実」でGoogle検索してみると、やはり、もっとしっかりとこの問題を捉えている方がいました。文芸春秋社へ質問書を送っているようです。 「千葉ロッテマリーンズの真実」のライターは有名な海老沢泰久氏ですね。やはり広岡側の人物でした。 またバックナンバーでしたら、大宅文庫で入手できると思います。併せて参考URLを載せておきます
お礼
わざわざ調べていただき恐縮です。 やはり、あの記事が記憶に残っている方が他にもいらっしゃるようですね。 たしかに、理論派の小宮山投手が支持したボビー流合理主義は 当時の球界の常識にはそぐわなかったのかもしれません。 著者の海老沢氏は直木賞作家…「真実」と銘打つからには 偏りのない視線でドキュメンタリーを伝えるべきだと思います。 取材対象に密着するうちに、立場の弁護者になってしまうスポーツライターというのは 他にもみかけますね。 記事掲載号ですが、「95年12月7日号 No.380」だそうです。 図書館の書庫にありそうなので、近々借りてみようと思います。
- nep0707
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ひとことでいえば、今のマリーンズには広岡さんがいない、ってことだと思いますよ。 その結果、ある程度バレンタインの思うようにやらせてもらえたのが いい方向に出たのが今年の結果だった、と。 広岡さんとの確執ですけど、 1995年時点のバレンタイン監督はMLBでも優勝経験がありませんでしたから、 「そこそこ勝てるけど、優勝できない監督」って評価はあったと思います。 当時の広岡GMは優勝を狙っていたはずで、その点でも評価が低かったのかもしれません。 正直なところ、今でも「弱かったチームをとにもかくにも勝たせる」ことは NY Metsと今回のマリーンズで実績作っていますが、 勝ちつづけるチームを作ることにはいまだ実績の無い人なので、 そんなに何年も監督やらせて大丈夫かな…?とは思っています。 戦術的にも、何年も続けて勝てるやり方とは思えない…。 (ある意味、大洋時代の三原監督や仰木監督的ですよね) メッツもバレンタイン監督が辞めるときは結局弱いチームに戻っていましたし。
お礼
ご回答ありがとうございます。 バレンタイン氏も球団側も、広岡さんがいなければわだかまりは ないということでしょうか。 2位になったとしても、球団はGMと不仲な監督を切らざる得なかったのですね。 でも当時の成績からして、いきなり優勝を狙うというのは・・・(笑) わたしも今年のロッテの強さに何となく権藤ベイスターズを連想しています。 (先発投手陣は今のロッテのほうが良さそうですが)
お礼
丁寧なご回答ありがとうございます。 あの記事のことを今でも覚えているのは、明らかにボビー効果で2位になったのに 解雇を正当化するような徹底的な人格攻撃…しかもメジャー雑誌に堂々と掲載された ことからでした。現在のNumber誌の論調にこの記事の影は微塵もなく、 編集姿勢に大いに疑問を感じるものです。 ライターの名前を失念してしまいましたが、広岡氏と彼が選んだコーチ達を 一方的に支持する立場の方でしたね。ぜひ今シーズンの千葉ロッテについての記事も Number誌上で書いてもらいたいです。 (でも、実際は選手の声を聞くのが一番ですね) 興味が増してきたので、古書店でバックナンバーを探してみたいと思います。 当質問も、もうしばらく期間を残したいと思います。