- ベストアンサー
病院の見学と患者の人権について
私の勤めている病院(社会復帰を目指し入院しながら身体機能回復などの訓練を専門に行うことが売りとなっている病院です。)は、以前から、看護士などの専門学校の生徒、社協や病院関係者、公共機関などたくさんの方から希望があり、病棟での状況や患者さんが訓練を行っている場所での見学を実施してきました。今年の4月に個人情報保護法が施行されたこと、また、人権擁護の観点から、病院の見学コースに、患者さんの入院生活や訓練している場面などを見学させることがいいのかどうか、大きな問題として提起されています。 (1)患者さんには、今日見学があるなどということは何も話をしないで見学を実施しています。 (2)ただ、カメラ等の撮影は禁止しています。 個人情報保護法や人権擁護の観点から、許される見学内容と、許されない見学内容のそれぞれの理由も教えて下さい。できれば関係する法律のことも教えてください。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
外部から見学者が入るということは、いい刺激になってより良い看護が出来るのではないでしょうか。 例えば、老人施設でおむつ交換をする場合には感染予防のために手袋の着用が求められます。でも実際には、時間の節約のためにいちいち手袋をしない職員もいるようです。見学者の目があれば、こういう手抜きは出来ないですよね。 結果的に、質の高い看護、介護を受けられるというメリットもあると考えます。 リハビリをしている人も、見られるのが嫌いな人ばかりではないと思います。若い学生に話しかけるような人もいますよね。気分が変わって、好きな人もいると思います。 見学者からしたら、実際の姿を見るのはとても勉強になります。実態を見ないままで資格をとっても、役に立たないでしょう。どうしても必要なことだと思います。 撮影が禁止で、見学者に中で見たことを口外しないという一筆(誓約書)を書かせての見学なら、問題ないのでは。 ネガティブな見方ばかりしないでほしいな、、、と思って書き込んでみました。
その他の回答 (3)
- norakuma
- ベストアンサー率29% (293/977)
人権については知りません。 個人情報保護法の観点からのみ、記載します。 #2さんもおっしゃるとおり、組織の個人データの取扱について規程したのが、個人情報保護法です。 これを考えると、 ・患者氏名を伝える。 → 患者の同意がなければNG。 ・患者の病状を伝える。 → プライバシーの問題であり、個人情報保護 法の問題ではない。 ・患者の写真を撮る。 → 肖像権およびプライバシーの問題。 こんなところです。 今回のケースで考えられるとしたら、患者リストを渡すとかそういう ことをしなければ、個人情報保護法とは関係ない世界です。 プライバシー保護と個人情報保護法は別次元の話ですので…。
お礼
ありがとうございました。 個人情報保護との関係はよくわかりました。 参考になりました。 人権との関係について別の角度から質問してみます。
- messe2006jp
- ベストアンサー率28% (143/500)
まず、個人情報保護法は判りやすく言えば、個人データを保護する事を目的とする法律です。 したがって、患者さんの見学の是非などには該当しないと考えられます。 次に、人権擁護の観点から言うと、患者さんには見られたくないということもあるでしょう。 しかし、一方でそのような見学の必要性も考慮しなくてはなりません。 その辺の利益考量をすると、法的に違法性があるとまでは言えないと思われます。
お礼
ありがとうございました。 個人情報保護との関係はよくわかりました。一方でご回答のとおり、これから入院しようとする家族等の関係者を含め医療機関にとって見学をなくすことはできないと考えています。どこまで許されるのか別の角度から質問してみます。
- hirokazu5
- ベストアンサー率16% (308/1836)
そもそも医療機関において患者さんの姿を外部に見せること自体が許されないと思います。 いま、医学生に出産現場を見学させることの是非すら討議されている時代に。 (女性の経験者から聞いた話だと、かなーりひどいらしいです) ましてや一般人であるあなたに見学させるなんて論外な医療機関です。 患者さんの写っていない写真やビデオを見せるくらいにとどめるべきでは?
お礼
ありがとうございました。いま行っている見学のやり方がよいとは思っていません。程度の差はあると思いますが、どこの医療機関でも一般的には見学の受け入れはしていると聞いています。法律上の知識が無い者です。許されること、だめな根拠は何なのかその理由を知りたいと考えて質問をしたしだいです。
お礼
どうもありがとうございました。 いろいろな方の話を聞くと、見学目的などに応じて対応する必要があると思いました。患者さんの同意も必要ではないかと考えています。 大変参考になりました。