• ベストアンサー

偶蹄類と奇蹄類の違い

蹄の数の偶数か奇数かという違いに加えて、胃の数が複数か否かという違いで両者を区分しているようです。 どうして偶数の蹄→胃が複数、という風になっているのでしょうか?蹄と胃は全然関係ないと思うのですが...そんなにうまく分かれるのが不思議です。 馬 1本 鹿・ラクダ 2本 サイ 3本 カバ 4本 サイとカバは、サイの角(毛の堅くなったもの)を除いてよく似ているので一緒の仲間だといいんですが... また、ある本に、「体を中指と薬指で支えるものを偶蹄類」とありました。牛もそのひとつでしょうが、どうして他の指ではなく中指と薬指なんでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.2

日本産の動物では、偶蹄類のイノシシは複数の胃を持ちません。反芻動物は偶蹄類に含まれますが、すべての偶蹄類が反芻動物というわけではないのです。イノシシは二本の蹄の横に副蹄という小さな蹄が有り、4本指です。シカにも副蹄はありますが、地面につくことが少なく、足跡に残りにくいので2本という理解でいいでしょう。 クジラの遺伝子を調べたところ偶蹄類のカバなどに近いことが判り、偶蹄類に分類しなおすべきかどうかという議論がなされています。蹄はないので0本で、確かに偶蹄類ですが。 ちなみに中国の伝説の麒麟は偶蹄類、ユニコーンも偶蹄類、もののけ姫のシシ神は奇蹄類のようです。

その他の回答 (1)

  • TCA
  • ベストアンサー率49% (115/231)
回答No.1

有蹄動物は捕食者から逃げ切るために速く走れるように進化してきました。加速するために踏ん張ったとき、指の数が多いと広がってしまい力が分散されてしまうため、足の重心の軸がある指を残して地面に接する指が少なくなっていきました。偶蹄目の始祖は岩場など足場の悪いところでも生活するため、偶数の蹄を持つようになったと言われています。奇蹄目の始祖は草原に住み体重のバランスを取るのが簡単であったため、真ん中の一本を中心とした奇数の蹄が残ったそうです。その結果、足場の悪さをものともせず偶蹄目は生息域を広げていき、いまでは蹄を持つ動物の9割が偶蹄目です。 おっしゃるとおり蹄と消化器官に関係はありません。それぞれの始祖がそういった消化器官を備えていたため、それが後の世代にまで受け継がれているのです。 残念ながらカバは偶蹄目、サイは奇蹄目です。 詳細は下記サイトをご参照ください。 http://www.isop.ne.jp/atrui/ushi/organ/18-d.html http://ja.wikipedia.org/wiki/偶蹄目 http://ja.wikipedia.org/wiki/奇蹄目