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間違ったまま、まかり通る言葉

 お世話になります。  他のカテゴリーの或る問答で拝見した言葉のことで気になったことがあったので、質問させてください。  「引く」という言葉についてです。私のささやかな日本語〃彙の世界では、「引く」というのは「引っ張る」(自動詞)のことです。ですから当然「引かれる」という受動形は一般的ではないように思うのです(少なくとも私の場合は、そして一部の方々にとっても恐らく)。  ですが最近、この「引く」という動詞が他の意味;躊躇う、醒める、おぞけを振るう、ぎょっとする、興醒めする、嫌気がする、御免蒙る・・のような意味で使われているらしく、ですからそれの受動形もまた有り得ると、こういう風になっているらしい、とこの頃知った次第です。  さて質問ですが、「引く」がこのような別の意味で使われ出したのは、いつから、そしてどうしてなのですか? そしてそれは国語として正しいのでしょうか? 言葉の変化は時代と共に・・という定型の理由付けは、この際あまり伺いたくはありませんが・・。  それともし、巷で「これは本当の(本来の)意味とは全然違って使われている」とお思いになる言葉(それも大腕を振って、間違ったままがまかり通っているような)が何かございましたら、教えてください。私なども、考え違いをしたまま「知らぬが仏」(?)で無頓着に使ってしまっている場合があるような気がするので、この際、語彙の埃払いをさせていただきたいのです。  どうぞ、よろしくお願いいたします。  

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  • kanpyou
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回答No.5

ひく 【引く/曳く/退く/牽く/惹く】 http://jiten.www.infoseek.co.jp/Kokugo?qt=%B0%FA%A4%AF&sm=1&pg=result_k.html&sv=DC&col=KO [二](自動詞) (1)後ろにさがる。退却する。また、やり始めたことを途中でやめる。《引・退》 「進むことも―・くこともできない」「言いだしたらあとには―・かない」 「身を『引く』」からではないでしょうか? そのもの、「ドンピシャリ!」ですよ。 ですから、「避けられる」「かわされる」という意味での受身の形、「引かれる」も『あり』だと思います。

caroline
質問者

お礼

   お見事なご回答、ありがとうございました!  そうですね・・ 今の使われようは、「身を引く」からの由来なのかもしれません。  ただ「引くよね~」のニュアンスには、「身を引く」の憂いとか節度、いさぎよさは感じられませんが。  ご回答、嬉しかったです。  

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  • memoko
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回答No.6

「引く」という言葉は、わたし「引き潮」をイメージして使っています。 潮干狩りに夢中になって、ふと気付くと海はずーっと沖合に後退している…… 自分本意な行動に夢中になって、ふと振り向くと、友達はずっと後ろで遠巻きに見ている…… 引いてます。(引き下がってます)みたいなイメージ。 女の子も混じっている会話なのに、エロい方向に話が行った時に 「引いた、ずーっと沖合まで引いたよ」と言ったことがあります。

  • chie65536
  • ベストアンサー率41% (2512/6032)
回答No.4

>当然「引かれる」という受動形は一般的ではないように思うのです ・牛に引かれて善光寺参り ・手数料を引かれる ・手を引かれて散歩 ・重力に引かれて落ちる ・後ろ髪を引かれて 上記の幾つかの用例の中には、江戸時代にもあったと思われるかなり古い言い回しもあります。 ですので「受動形は一般的ではないように思う」と言うのは間違った認識です。 質問文の中に、日本人では絶対にしない(しかも間違った)繰り返し文字の使われ方をしている箇所「日本語〃彙」と言う部分があるので、質問者さんは日本人ではないと思いますが、違うでしょうか?

caroline
質問者

お礼

   なるほど、です。  ただ「後ろ髪」「手」などは体の一部であり、「その人本人のこと」とは違いますね。勿論「牛」「手数料」も、です。  「日本語語彙」と書くべきかとも思い、迷いました。  これからは、きちんと書くようにします。  ありがとうございました。

回答No.3

本来「あらた」は、「改める」こと。 「あたら」は惜しいの意味で古語としては違う言葉。しかし今は、「新しい」を本来「あらた」しいなのに「あたら」しいと読むように入れ替わってしまった。 というのはいかが。

caroline
質問者

お礼

「本来『あらた』は、『改める』こと。 『あたら』は惜しいの意味で古語としては違う言葉。しかし今は、『新しい』を本来『あらた』しいなのに『あたら』しいと読むように入れ替わってしまった。」  ほぼ忘れていたことを、がつーんと、思い出させていただきました。何処か頭の隅にでも、遠い本来の意味を留めておきたいものです。ありがとうございました。  

  • gold-line
  • ベストアンサー率24% (39/162)
回答No.2

質問者さまの内容に合っているのか分かり兼ねますが、日本語の通例なのか 丁寧語に何でも「お」を付ければ良いと思っている人が大半ではないでしょうか? お花、お魚、お野菜、お車、お電話、..... おかしいですよね? 人に対しての丁寧語なのに、物に対して丁寧語を使ってます。 「まぁ、素敵な"お"花ですわね」 「この"お"魚はなんていう種類なのでしょうか?」 「はい、それでは"お"車でお越しの際は...」 「"お"電話ありがとうございます」 むっ、日本語おかしいぞー!! って私も無意識のうちに使ってますが....

caroline
質問者

お礼

   「お」の使い方・・。確かに使い過ぎるとおかしいですし、使わないと失礼にあたる場合もあり・・で、難しいですね。言ってしまった後で、自分で恥ずかしくなる時もあります。  「お車でお越しのお客さまは・・」は、館内放送などでは当たり前のように聞きますね。相手を立てるための「お」が基本中の基本なのでしょうが、「お魚」は「魚」で良いように私は思いますが・・。個人差があるようです。  でも「お」を乱発しないよう、これからも気をつけます。  注意歓呼のご回答、ありがとうございました。  

  • nabehashi
  • ベストアンサー率48% (189/389)
回答No.1

>>他のカテゴリー は何と読むのでしょうか。 「タ」なのか、それとも「ホカ」なのでしょうか。 常用漢字のルールでいくと「ホカ」と読ませたいの場合は、 外と書かなければいけないことになりますが、そのような事を言う人はいません。 「私」もワタクシでなければいけないのですが、ワタシと読ませることが通常のような気がします。 (みのもんた氏は、私と書いてある場合、必ずワタクシと読みます。) 昔の使い方でなければいけないということはないのでは。

caroline
質問者

お礼

   ありがとうございました。  「他」を「ほか」と読むか「た」と読むか、あるいは「ほか」と読みたい(読んでもらいたい)ときは、「外」を使うべきか・・ この辺りは、個人の嗜好(こだわり)や当用漢字の範囲で、としか言えない気がいたします。  「私」を「わたくし」と読むその心情は丁寧で、敬服に値すると思います。