わたしとして、いささか迂闊であったかと思いますが、しかし、プラス・イオン、マイナス・イオンなどという物質は「存在しない」というのは、これは間違いだと思います。塩の水溶液を造ると、普通に、プラス・イオンとマイナス・イオンができます。それは食塩のナトリウム・イオンと塩素イオンの例で明らかでしょう。また、空気中で放電を行うと、空気の構成分子が電離してイオンができますし、紫外線、ガンマー線を空気に放射するとやはり電離が起こります。プラズマというのは、物質が電離状態になっていることです。あるいは、地球の上空には、電離層があります。
こういう意味から、マイナス・イオンにせよ、プラス・イオンにせよ、発生は容易であるとわたしは考えたのですが、確かに、どちらかのイオンだけを、「常温常圧大気」のなかで多量に集めて(安定状態で)空中に放射するというのは、どうやればいいのか分かりません。しかし、その場合、マイナス・イオン発生装置とか、マイナス・イオン測定装置というのは一体何なのだろうか思います。わたしが疑問を述べていてはおかしいですが、商品として、誇大広告あるいは詐欺で排斥されていないのなら、商品での「マイナスイオン」は、物理学などでいう「マイナス・イオン」とは別のものになるということになります。
マイナスイオン測定装置は、一体何を測定しているのだろうかという疑問が起こります。また、マイナスイオン発生装置は何を発生させているのだろうか、と疑問に思います。一時的に放電などで電離させた後、また中和した空気分子を、送り出しているのだろうか? と疑問が出てきます。
スパークを空中で造ると、独特の匂いがしますが、あれはイオンではなく、オゾンの匂いだったのか、といま考え直します。ふと、あの匂いがイオンの匂いだと考えてしまったわたしです。
しかし、変な話だと思います。
お礼
ありがとうございます!私も理系(数学)の人間で今でもそっちの職業なんですが、いまいち納得がいかなかったのです。科学的な視点から見てどうなのか?ちょっとうさんくさい気もするが、今流行りですよね! 様々な商品が出てますが、買う気はないですね! ありがとうございました。