テレビの時代劇で、切腹のシーンがある。一発で死による。あれは作り物だから。
実際に手首を切ったり、おなかを刺したりするのに何度かの挑戦が必要なのである。そのためにできるのが「ためらい傷」。今の状況から逃げたい、楽になりたい。反面、死の恐怖とこの世への未練が作り出す現象である。
うつ病は周期的に起こり、とても苦しい症状が出ている時期から治りかけの時点に、自殺企図(死にたいと思うこと)が起こりやすい。うつ病の悪い時期は食欲もない事と同様に、自殺する気も起こらない。治りかけてくると「どうして自分は、こんなに苦しい思いをしなければならないのか。」「いっそ死んでしまおう。」という考えがおこってしまう。分裂病は何かが見えたり聞こえたり(幻覚の中の幻視、幻聴等)することに惑わされ、従ってしまう。例えば「屋上のアンテナから飛び降りろという声がする。」それに従ってしまう。
もしも、お悩みがあるようでしたら、また、そういう方をご存知なら病院や(抵抗があるようでしたら遠くでもかまわない)クリニックにご相談下さい。HPやメールで相談できる病院もあります。
P.S.私は、経験者と言うよりも病院関係者です。