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花の色や形は何故色々あるのですか?
花が咲くのは、花粉の雄しべと雌しべが交配するために蝶や蜜蜂を誘うためだと思いますが、昆虫は紫外線しか見えないと聞いたように思います。それならなぜ、蝶や蜜蜂に見えないカラフルな色をしているのでしょう? 宜しく教えて下さい。
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昆虫が紫外線を認識できるのは確かですが、可視光を認識できないわけではありません。一口に昆虫と言っても様々な種類がいますが、たとえば御質問の中に書かれている蝶(もっとも詳しく調べられているのはナミアゲハです)はヒトと同じように赤、黄、緑、青を識別できますし、ミツバチは赤は認識できませんが青、黄(緑、黄、橙の区別はできない)を識別することができます(もっとも、ミツバチは花の色より形や匂いに対してより敏感に反応するのですが)。 花が可視光領域でも多彩なのは、決して無駄ではないわけです。 http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/official/koukai2003/lect-2.pdf
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- ruehas
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こんにちは。 昆虫には紫外線しか見えないというのではなく、人間とは違って、見える波長の範囲が紫外線の方に偏っているということではなかったでしょうか。昆虫にとってはその範囲が可視光ですね。 一方、花の方からは紫外線は出ていないのでしょうか? そんなことはありません、紫外線は出ていますが、人間には見えないだけです。 紫外線カメラで花を捉えてみると、人間の目では一色にしか見えない花びらにも紫外線の濃い部分と薄い部分があることが分かります。ということは、その花びらは、昆虫にとっては二色に見えるということです。しかも、その紫外線の濃い部分が、花の中心、つまり蜜のある場所をしんかっりと囲んでいるんです。これは、間違いなく昆虫に対するアピールですね。花は可視光領域だけで咲き乱れるのではなく、紫外線領域でも装いを凝らして競い合っているんです。
お礼
有難うございます。それぞれの生き物がそれぞれの能力で一生懸命生きているのですね。
お礼
聞きかじりの知識で物事を判断していては、物事を正しく見ることができませんね。色々と詳しく教えて戴いて有難うございました。