#1さんの回答と同意見です。
私の場合、確定申告における医療費控除のために領収書類は保存するようにしていますが、うっかり捨ててしまったり、どれが何やら分からなくなることがあるので、医療費通知を参考にしながら領収書の並び替えをしています。ですから、保存期間としては基本的に「その年の確定申告が終わるまで」でひとまずは問題ありません。
ですが、医療費通知はそもそも、確定申告のために送られているものではありません。その本来の意味は、保険者が被保険者に対して「あなたはこの月にこれだけの医療費がかかりました」と集計値を知らせることで、被保険者にコスト意識を持ってもらうことにあります。窓口で払う金額は3割なり1割なりですが、その裏負担としての7~9割は、被保険者全員が払っている保険金と、公費=税金で賄われています。「総医療費がこれだけかかっている」という数字から、「自己負担がこれだけで済んで助かった」「この制度を維持するためには、無駄遣いしちゃいかんなあ」という思いを被保険者一人一人が自覚することが、医療費の適正化に繋がるのです。
もうひとつ重要なのは、医療機関の診療報酬不正請求防止です。患者は窓口で負担金を支払ってしまうとお金の処理は終わったつもりでいますが、実際には患者が意識しないところで、医療機関から保険者に対して診療報酬の請求が行われています。その手続きは患者側から見ればブラックボックスですので、一部の悪質な医療機関が実際には行っていない医療の費用を請求したりすることがあります。請求された側は、書類上の辻褄が合っていれば、信用して診療報酬を支払うので、ある意味では不正をしやすい体制にあります。ですから、被保険者が医療費通知をチェックして「あれ、この月はこの医療機関にはかかってない筈だけどなあ」とか「窓口で支払った額に見合う額以上の保険請求がされているようだ」などの情報を保険者に通報することが、不正防止に最大の効果を上げるのです。
お礼
回答ありがとうございました。 医療費のお知らせにはきちんと意味があったのですか。納得!確定申告のためには、別に領収書を取ってあるので大丈夫です。保存は確定申告のころまであれば大丈夫そうですね。