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狭心症について
先日、母が心臓の痛みを訴え医者に行ったところ 狭心症と診断されました、医者には心臓のバイパス手術をすすめられたのですが本人は怖がっています。 定期的なカテーテルの治療方もあるそうなのですが、 血管が細い為それも難しいらしいのです。 手術が最善の策なのでしょうか?また手術を怖がって いる母になにか良い説得方法がありますでしょうか? 経験のある方アドバイスをおねがいします。
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バイパスにするか、カテーテル治療にするか、というのは患者さんにとっても、担当医にとってもとても悩む問題です。技術のしっかりされた心臓外科医にしていただいた手術であれば、術後は本当にいい経過をたどることがほとんどです。(ある一定の確率で合併症は生じますが...)カテーテル治療をする、という前提でお話をさせて頂きます。カテーテル治療で問題となる血管の状態は1)左冠動脈の根元の狭窄 2)右冠動脈の根元の狭窄3)分岐している血管の分岐部の狭窄 4)血管の太さがとても細い血管 5)びまん性の狭窄(全体的に細くなってしまっている状態)の5つが考えられます。これらは、以前はすべてバイパスになっていましたが、現在技術はとても進歩し、すべてカテーテル治療が可能となっています。しかし、カテーテル治療の最大の問題点は再狭窄です。上記の5つはすべて再狭窄する確率が高く(慢性期再狭窄といって6ヶ月後くらいに生じることが多い、とされてます。)、だいたい術後3ヶ月から6ヶ月後に心臓血管造影を行い、再評価を行う施設がほとんどです。そして狭ければ再びカテテール治療をする、という繰り返しになります。(最悪の時は一年に何回も血管造影の評価とカテーテル治療を受ける、ということもありえます。)加えて難しい病変のカテーテル治療は合併症のリスクは普通の病変に比べ高くなります。(冠動脈の穿孔、心筋梗塞の発症などが重大なものです。)まとめますと、治療として選べるのは1)血管が細い、ということなので再狭窄する確率が高いことを覚悟で、カテーテル治療を行う 2)バイパスをする 3)薬物療法で様子をみる(バイパス適応と言われたのであれば、あまりこれはお勧めできません)の3つです。治療は患者さんご本人とご家族が選ぶしかないと思います。手術を無理に行うのは、よくないと思います。何回も説明して、ご本人がよく理解してもらうしか方法はないと考えます。(それは担当医とご家族のタッグで頑張るしかないでしょう。)らちがあかなければ、セカンドオピニオンを他のカテーテル治療を行っている病院に聞いてみるのもいいかもしれませんね。
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- yamanekotama
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現在冠動脈バイパス手術は大変な進歩を遂げて術後の回復も早いです(言い換えれば手術の負担も少ない事) 人工心肺も使わず、手術するのが一般的になりつつあります。主治医にベストな心臓外科医を紹介してもらいましょう!~私事ですが、一昨年バイパス手術を受けICUにいたのは一晩だけ翌朝朝食を食べ一般病棟へ移りました。術後の痛みも殆ど無し!一週間後全身麻酔で他の手術を受けれました!やはり手術までは心配でしたが、無用の心配だったのです。私の体験談少しでも役立てば幸いです。 ドクターの選択は間違わないよう祈ってます。
お礼
大変役立ちました!ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。