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カーエアコンのコンプレッサー3
現在、焼き付いてしまったカーエアコンのコンプレッサーを分解しています。 ピストンで圧力を造るタイプで、ピストン周辺には焼きつきの跡はありませんでしたが、内部の真中ほどでクランク軸を支えている部分(ベアリングでなくアルミのケースがそのまま軸受けになっている)が固着していました。 この部分を磨くなどして回るようにし、組み立てたいのですが、コンプレッサーオイルは流れ出てしまっているので、再度回転させた時に再び焼き付いてしまわないか不安です。 旧ガスのR12のコンプレッサーオイルは鉱物油だそうですが、鉱物油のエンジンオイルで代用(ガス、オイルを充填するまで)できるでしょうか?
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No.1です。 >何でそこまで解るの・・・と思うほどのご回答です。 >他、アドバイスがあればよろしくお願い致します。 知っているだけに、焼き付き品の再利用はお薦め出来ないのです。。。 >クラッチプレートに3箇所ねじ穴が切ってあって(Φ5mm)そこにねじを回していったらば、クラッチプレートが浮いてきたので外れそうです。 クラッチプレートは、正式には「アマチャー・プレート・アッシー」です。 アマチャーは、スプラインの切ってあるシャフトに圧入されていますので、抜くのには専用工具を用います。 専用工具と言っても、3箇所のM5ネジを支えにして、シャフトを押す格好で抜くものです。 今回の抜き方では、プーリーの摩擦面に傷を付けてしまっているかも知れませんよ。 アマチャーとプーリーのギャップは0.3~0.6ミリに調整して出荷されていますので、摩擦面に微小な突起があったりしますと、焼き付きの原因になる可能性があります。 ギャップの調整用に、ドーナツ状の薄い板(シム)が数枚入っていますので、なくさないで下さいね。 >プーリーを引き抜くのにも何か工具は必要でしょうか? プーリーも圧入されていますので、専用工具を用います。 プーリーには、薄板をプレス加工して作ってある「プレス・プーリー」と、鍛造塊を切削加工で作った「切削プーリー」があり、プレス品を抜く時は、専用工具を用いなければ変形する恐れがあります。 ちなみにクラッチは小倉クラッチ製で、小倉クラッチの赤堀工場(群馬県伊勢崎市)で作られたものです。 >ピストンとスワッシュプレート(斜板)の間はベアリングの玉と、くぼみのある円盤のセットでした。 ならば、ピストンリングのあるタイプですね。 ベアリングの玉は共通部品ですので、6個の場所が入れ替わっても大丈夫です。 >なるべく組み合わせを狂わせないように部品を保管していたつもりですが、組むときにまわしながら組むなどして引っ掛かりが無いか試しながら組んでみます 手回しで異常があれば、機構的には大丈夫でしょう。 >もう修理をしてくれる電装屋さんもないし、車も古いのでエアコンが無くても・・・と思っていたのですが、やれるところまでやってみます。 気がかりなのは「ガス漏れ」なんです。 機構的には大丈夫であっても、ガス漏れしていては使えないですから。。。 Oリングやガスケット部に、ちょっとしたコンタミ(毛髪や切屑とか粉塵など)があれば、それだけで漏れを起こします。 ましてや、ゴムの弾性が期待出来ないとなりますと。。。 そこで提案なのですが、取り付け足形状が同じで、吐出量が同程度であれば、(オイルは入れ替える必要がありますが)新冷媒タイプのコンプレッサーが使えます。 ですので、中古部品とかリビルト品から、使えそうなものと置き換える方向で考えられた方が良いと思いますよ。
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- karasu3
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鉱物油ですが、エンジンオイルでの代用は止めといたほうが、よろしいかと。少し塗るだけなら、、 添加剤,粘度、特性が違います。 参考までに。 コンプレッサが焼き付いた場合、レシーバの交換は必需です。さらにエキパンの詰まり。が出る可能性が大です。焼き付いた段階で全身にばい菌が廻っています。室内ユニットの脱着も覚悟しておいた方が。五分五分かな。
- truth77
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過去の質問も読みました。 私がもっと早く見つけていれば良かったですね。。。 「ディーゼル機器」がCIで社名を「ゼクセル」に変更したのは平成3年頃だったと思います。 あなたが分解しているコンプレッサーは、14年以上前に、当時ディーゼル機器の子会社であった「(株)玉製作所(群馬県邑楽町[おうらまち]:現在はゼクセルが吸収合併)」で製造されたものです。 「前後のふた」は、「シリンダーヘッド」という部品名です。 「蓋をはずした両側からピストンの頭が見えます」ということは、「スワッシュプレート(斜板)・タイプ(型)・コンプレッサー(圧縮機)」ですね。 斜めに傾いた「斜板」に沿わせてピストンを動かす仕組みです。 「クランクは両側のピストンの間にあると思うのですが、それ以上のばらし方がわかりません。」は、6本ボルトを外し、シャフトをハンマーで叩きますと、「スプリングピン」が打ち込まれて固定されている「シリンダーブロック」が二つに割れます。 「ベアリングでなくアルミのケースがそのまま軸受けになっている」ですが、「シリンダーブロック」にはNSK社製の「ニードルベアリング」が軽圧入されているはずです。 「バルブ・プレート・アッシー」と、「サクション(吸入)・バルブ」(薄い板状のもの)を外すと見えます。 >この部分を磨くなどして回るようにし、組み立てたいのですが、コンプレッサーオイルは流れ出てしまっているので、再度回転させた時に再び焼き付いてしまわないか不安です。 ピストンとスワッシュプレート(斜板)の間に、半球形の「シュー」が入っていたと思います。(あるいは、ベアリングの玉と、くぼみのある円盤のセット) 製造元では、シューとスワッシュプレートの間に適正なギャップを生じさせるために、全部のピストンに対し、勘合調整(シュー・ギャップ調整)を行っています。 ですので、分解組み付けをする時には、どのピストンにはどのシューが組み込まれていたかを、完全に把握していなければなりません。 そうでなければ、ギャップの偏りが出て、異音や焼き付きの原因になります。 (デンソー製は、シリンダー穴径とピストン外径の勘合調整もしてありますので、さらに注意が必要になります。) コンプレッサーは、オイル不足には比較的強いです。 オイル量が50cc程度(規定250ccとして)では、半数は焼き付かないです。 冷媒ガス不足の方が、はるかに焼き付きます。 鉱物油だからと言って、同じ鉱物油のエンジンオイルで代用が可能かどうかは、さすがにやったことがないので何とも言えないです。。。 「固着していました」という現象に至るほど内部温度が上昇していたと思われますので、気密シール部品(Oリング、ガスケット、シャフトシール・アッシー)のゴム部材は硬化してしまって、役目を成さないと思われます。 トータル的な意見ですが、(シール部品の交換なしに)焼き付き品を再利用するのは無理でしょう。 当時生産されていたものには、アルミピストンに樹脂コーティングを施したものと、ピストンリングタイプのものがあります。 また、ピストンリングもスチール製と樹脂製の製品があります。
お礼
ありがとうございます。 何でそこまで解るの・・・と思うほどのご回答です。 ピストンとスワッシュプレート(斜板)の間はベアリングの玉と、くぼみのある円盤のセットでした。 なるべく組み合わせを狂わせないように部品を保管していたつもりですが、組むときにまわしながら組むなどして引っ掛かりが無いか試しながら組んでみます もう修理をしてくれる電装屋さんもないし、車も古いのでエアコンが無くても・・・と思っていたのですが、やれるところまでやってみます。 他、アドバイスがあればよろしくお願い致します。