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ローン審査(会社役員の場合)
ローン審査の際、年収や勤続年数、返済期間、その他色々な審査項目があると思いますが、会社役員(取締役)の場合、特別な審査項目があるのでしょうか? (銀行です) 表向きには言えない内部の審査方法などご存知の方おられましたら、教えて下さい。
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1.取締役と言っても経営者やその家族と雇われ役員の場合でまず違いがあります。オーナーの場合は法人個人を合算して返済余力をカウントします。 2.雇われ役員の場合は基本的には給与所得者と同じ扱いになります。一方で、客観的に理解できる特別なスキルや能力などがあれば転職等による短い勤務歴は制約にならないと思われます。(上場企業から引き抜きで未公開企業の役員に転じた場合など) 3.会社との融資取引のある銀行でのローン申し込みが通常ですので、法人の営業実績、利益状況については本人の収入と同じレベルで重要視します。ベンチャー系や同族会社などの場合で融資のない先へローンを申し込むと、会社の決算書・税務申告書等資料を複数年分要求します。加えて融資取引のない銀行へローンを申し込む理由を示す必要がありそうです。 4.融資取引がある場合は、融資担当者経由で案件を進める方が進行がスムーズになる。融資担当者にも一定のローン目標があり、銀行内での力関係で 「法人・融資 > 個人・ローン」の関係がある為、融資担当者が内部審査書類に「親密融資取引先の役員」「当該企業は今後も成長が見込まれ、安定的に収益計上中」といった推薦コメントを書き込むことで、ローン担当から保証会社まで審査ラインへ影響を及ぼす。逆に、取引関係が不十分、業績面が低調であればマイナスに作用することになる。 5.表面の収入額が高ければ当然に相当額の手許預金がある筈と銀行側は捉える為、手許預金○千万円は、申し込み銀行に示す必要はあり。その上で「今後会社への経営参画上の必要性から当該預金は極力手許に確保しておき、借入額を増やしたい」、という理屈をつけて借入額を引上げることは可能。(借入割合を高めたいケース)
お礼
詳しいご回答ありがとうございます。 会社も審査対象になる事があるんですね。 細かい基準は銀行により異なりそうですが、取引の無いところでは必要書類を揃えるのが面倒そうです。 とても参考になる回答でした。(特に3、4) ありがとうございました。