談合には2種類あります。
1 一般の談合は業界が仕事を平準化する為に行います。
新規参入の阻止、主に役所の仕事を順番でまわすなどです。
公平な競争を阻害されると言う弊害があります。
歴史が長いだけで仕事が悪い会社も、受注が続けられますから長期的に見ると業界全体が衰退します。
2 一番の問題は官製談合です。
先日発覚した道路公団の官製談合は、公務員が特定の受注先に天下りをします。公団は、天下ったOBの人件費の数倍の金を上乗せして発注します。
役所や公団の仕事が欲しい会社は、競って天下りを入れたがります。
仕事が定期的に入ってくるし、受注できる金額も普通の仕事よりもいいからです。
ある会社は、天下りを社長にさせているところもありますね。
そうして公務員に服従し、賄賂を払う事で仕事を貰う訳です。
つまり公共事業費は、天下りを食べさせる為に不必要な仕事や、割り増しして発注する金額がかなりの額にのぼるのです。