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中国国民の格差について

現在中国は、上海や北京など都市部と呼ばれる地域では 大変活気に満ち溢れています。 しかし人口の半分以上は農民でその中でも約6000万人が貧困にあえいでいると聞きました。 一体そのような格差は何故生まれたのでしょうか? このままいくと、いつかは崩壊してしまうのでしょうか? 回答よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • trajaa
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回答No.1

きっかけは、80年代の鄧小平氏改革開放路線からですかね。 『富める者から・・・』(あ~思い出せない。) 要するに、共産主義の基本理念である「みんな平等」「すべては国営・共同体所有」を悪平等の根源であるとし、経済発展の為の条件が揃っているところからそれぞれの才覚で経済発展を目指せ。 と号令したことによるでしょう。 経済特区として開放された臨海部は、資源や海運、海外資本にも恵まれて、今のような発展を遂げました。 一方内陸部は、物流や通信のインフラが貧弱で海外からの投資も進まず、発展が遅れその格差がどんどん広がっているのが現状かと。 貧困層は六千万人どころでは足りないと思いますよ。 またその歪みも、中国政府も理解しているからこそ近年内陸部の開発に躍起になっているのです。 このまま格差が広がれば、社会不安・政治的不満が募るでしょうけど、崩壊(国が?党が?)するかどうかは不明。

10copio
質問者

お礼

鄧小平についていろいろ調べてみますね。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • pluto001
  • ベストアンサー率18% (32/171)
回答No.4

日本や韓国の経済成長の一方、中国では中国国民が国外に逃亡しているといった状況。東西冷戦集結以降、世界的に経済の重要性が増していく中、中国では相変わらずで第二次大戦以前の価値観、体制であったわけです。しかし、軍備を増強するだけでは世界的に孤立するだけでメリットがなく、むしろ他国を巻き込んだかたちででも経済発展を遂げることの重要性にようやく気づいて、日本や韓国の経済発展を例に中国国内の経済発展を重要視するようになりました。 しかし、中国はでかいです。経済発展にはどうしても都市を軸に行わなくてはならないわけで(仕事をする場が密集していなければあらゆるコストがかかりすぎる)、地方にまで手を伸ばす事ができなかったということでしょう。 崩壊するというのはもはや定説化している節がありますね。1、民主化の革命が起きて、現共産党独裁政権がなくなる、2、それを共産党政権がむりやり押さえて=共産主義ではダメだから崩壊。の二つの前提で崩壊すると言われていますが、私は崩壊しない気がしますね。何故かというと共産党政権がここまでの発展を遂げさせたからです。共産主義が倒れる時は、国が瀕死の状態から回復し始めたときそこに革命が起きて、民主化する事が多いと言われていますが、中国はもうその段階はとうにすぎていますし、でかいので元々それほどの統制が取れていた国ではないからです。むしろ民主主義が広まりすぎて、民主主義のゆがみがどんどん前に出てきていますので、中国形をよしとする声が広まっても不思議ではないような気がします。

10copio
質問者

お礼

>経済発展にはどうしても都市を軸に行わなくてはならないわけで…… できなかったということでしょう。 すごく納得できました。自分なりに考えようとしても、問題意識が低いため よく分からなることが多々ありました。 回答ありがとうございました。

  • ZeroFight
  • ベストアンサー率15% (30/189)
回答No.3

中国には戸籍差別があります。都市に住むには、都市戸籍を持っていなければならないんです。都市戸籍を取得するのは困難で、共産党幹部の強力なコネがないと不可能だそうです。 しかし、経済成長で、労働力を必要とする都市には、貧しい農村から、出稼ぎ労働者が集まってきて、住み着いています。彼らは盲流と言って、都市戸籍無しに、都市に不法滞在しているんです。 盲流労働者は、都市戸籍がないので、劣悪な住居に割増し料金を払って住まなければなりません。子供が生まれても、義務教育を受けさせることが出来ないので、なけなしのお金を払って、私塾に行かせています。 それでも、都市で十年働いて、農村に帰れば、豪邸を建てたり、子供を大学に行かせたりすることが出来るので、盲流でがんばっているんです。 日本では、不法滞在の中国人が問題になっていますが、中国国内でも、同じようなことが行われているんです。 左翼の人間は、中国国内の差別のことは見て見ぬふりをしていますが、中国というのは、こういう国です。

10copio
質問者

お礼

戸籍差別、都市戸籍、知らないことばかりでした。 回答ありがとうございました。

回答No.2

中国大陸におけるお王朝支配の歴史を見ると歴史が循環している事が分かります。 つまり、中国における過去の王朝は、中央政府の政治的混乱と支配力の低下が第一段階で起き、 次に中央の制御が離れた地方政治が腐敗混乱し不満が鬱積、中央政府への直訴が乱発するのが第二段階、 そして地方勢力が反独立化し群雄割拠状態に突入するのが第三段階、 最終段階として地方最大勢力が覇権を拡大して中央政府を打倒し、新政府の誕生を迎える。 現在の共産党政権も一党独裁体制を保ちながら、部分的に資本主義を導入してきたことで、 社会矛盾が増大し、当初中国共産党がアピールして来た「富の拡大」は富裕総人口の拡大を伴わず、限定された富裕層にのみ拡大すると言う現象を生み出しました。 結果として、内陸部と沿岸部における貧富格差、地域格差、情報格差、階級格差による現状は、中国における政権崩壊のプロセスと言える第二段階を既に経過していると言えます。 この事は 事実上の直訴と弾圧 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050803-00000168-kyodo-int 土地収用・公害等の矛盾噴出による暴動 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050916-00000009-scn-int 中国公安部発表の数字として 「昨年全国で発生した「騒乱、暴動」は7万4000件以上で、1994年の約7・4倍。」 ですから如何に国内問題が抜き差しなら無い所まで到達しているか明白でしよう。 結果としてこの現状から中国政府は、対外戦争を行うか、資本主義・民主主義への移行を行う以外に道は在りませんが、現状からは不可能であり、あらゆる格差は今後ますます増大する事に成ります。 >一体そのような格差は何故生まれたのでしょうか? 農業本意主義から工業経済主義に切り替えた事が最大の原因です。地方内陸部の農本経済は当然、工業化と言う点で外資の進出、基準インフラ網、流通採算距離、気候風土等に過剰な問題があり、国内消費者層が未成熟な中国内陸部の発展をカバーする事はとてもでは無いが不可能です。 また、基本的に漢民族中心主義が基盤としてあり、地方の他民族自治区等は教育・社会インフラ・資金等あらゆる面で冷遇されるシステムが拡大している事も要因としてあげられるでしょう。 現在中国では10億(国民の大半)が貧困層に含まれると言う試算も在ります。「6000万人」はかなり少ない数字です。

10copio
質問者

お礼

騒乱、暴動は7万4000件以上もあるなんて初耳でした。 今まで中国の発展力のすごさばかり見てきましたが、 今後どのような方向に向かうのか心配です。 回答ありがとうございました。

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