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雑誌を見ると“絞り優先”がほとんど・・・なぜ?
個人レベルですがカメラ(デジタル)の勉強しております。 よく読んでいる雑誌に掲載されているプロの方が撮られている写真にカメラ設定が掲載されていますがほとんどの方が“絞り優先”で撮られているのですがなぜ・・・? また絞りの設定値はどのように決めているのでしょう・・・。 カメラに詳しい方、この辺の意図、アドバイスお願いいたします。
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絞りを絞れば絞るほど(f 値が11、16、22と数字が大きくなるほど)被写界深度が深くなります。 簡単に言うと、手前から遠くまでピントが合います。 逆に絞りを開けるほど(f 値が11、8、5.6、4、2.8と数字が小さくなるほど)被写界深度が浅くなります。 つまり1m先の花を撮る時、絞って撮ると、花もまた遠くの木や山も写ります。 しかし開けて撮ると花はハッキリ写りますが、被写界深度が浅くなるので、木や山はボケて形がはっきりしない写りかたになります。 ただし、絞れば絞るほど、光の量は減りますからシャッター・スピードはそれに伴い段々遅くなっていきます。 遅くなると手持ちですとブレますから、三脚が必要になります。 逆に開けると、光の量が多く入ってきますから露出オーバーにならないようにシャッター・スピードは1/500、1/1000、1/2000秒と早くなっていきます。 早くなると手ブレの心配は少なくなります。 スポーツなどはブレては困るので普通シャッター優先で撮るはずですし、風景は絞り優先かなー。 つまり被写体によって決めるわけですが、撮影者の意図がどこにあるかでも違ってきます。 どこまで絞り込むか、逆にどこまで開けるか。 ご自分でいろいろ撮ってみるとボケ具合など判ってきます。
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絞り優先の利点については多くの方が書かれているので、別の視点から書きます。 AEカメラのほとんどは「絞り優先AE」です。だから、普通に撮影しても、AEで撮れば「絞り優先」となってしまう・・・ 絞り優先が好まれるという理由もありますが、シャッター優先にも利点はあります。極端に明るさが変動する場所で撮るのでなければ(撮影時にはどうせ両者を確認して、必要ならば補正して撮るのだから)どちらでも大差無いと思っています。知人はキャノンのカメラを使っておりましたが、シャッター優先で静物撮影していても別に不自由は無かったようです。しかし、絞り優先のカメラが多い。(ちなみに、極端に明るさが変化する場所でスナップ撮影には、両者が変化するプログラムAEは便利です。) カメラの機構と露出の精度の点では、絞り優先が絶対有利です。まず、開放測光でAEすると、撮影の瞬間に絞りを所定の位置まで絞る機構が必要です。カメラ側は「これだけ突起押せばこのぐらいの絞りになるはず」という具合に連動機構を動かしますが、そのとおりの絞りになるかどうかは連動機構とレンズ側の機械的な精度に関ってきます。絞り優先であれば、ボディ側は「絞る」という動作をするだけなので、あとはレンズ自体の機械的な精度だけです。絞った直後に測光する(瞬間絞り込み測光)タイプであれば、実際に絞った量に合せてシャッター時間の調整も可能です。絞り値が変化するズームレンズでは、シャッター優先だとこの補正も必要です。低速シャッターで、露出中に光量の変化がある場合の対処は絞り優先(シャッター時間を加減する)の特技です。
お礼
お返事遅くなりました。 ご回答ありがとうございます。 まだまだ私も知識不足ですね。単語調べながら読ませていただいた部分もありましたが、参考になりました。 ありがとうございました。
すでに大量のお答えがありますが、私の撮影もすべて絞り優先ですので、ちょっとだけお答えします。 私の場合、女性モデルなどの100%ポートレート写真を撮影しますので、背景をぼかす必要があるのです。被写体の周りのガヤガヤといろんなものが写っては困るのです。ですので、絞りを自分で開くことによって、周りのものをぼかし、被写体のみを浮かび上がらせます。 なお、絞りを開くとシャッター速度が上がりますので、手ぶれしにくくなる利点もあります。 なお、ここからは余談ですが、背景を綺麗にぼかすためにはレンズの開放絞り値が重要になります。お世辞にも高級とは言えないズームレンズを使うと、開放絞り値が4くらいになってしまいますので、あまり綺麗にぼけてくれません。そこで登場するのが開放絞り値を2前後まで設定できる単焦点レンズです。もし、絞りに気になりましたら、単焦点レンズの購入をお勧めします。
お礼
お返事が遅くなりましてすみません。 >被写体を浮かび上がらせる・・・。 私の中にはあまりない概念です。 私の撮るものはほとんどにピントが合っている状態で実際何をとりたいのかわからないのが現状です。 一応、単焦点レンズはひとつ持っているのですがいまいち使い方わからない部分もあります。 とにかくいろいろとってどんどん試していきたいと思います。 ありがとうございました。
>ほとんどの方が“絞り優先”で撮られているのですがなぜ・・・? 見方を変えてみましょう。 重要なのは、“絞り優先”で何を撮っているか? で、 “絞り優先”で誰が撮っているか? ではありません。 大雑把に言えば、絞りは奥行きのコントロール、シャッターS優先は動き(時間)のコントロールです。 極端な話、まったく動かない物を写すのにシャッターSをコントロールしても意味がありません。 逆に動きを止める、ぶらす、流すなど動きと時間をコントロールするのに絞りは関係ありません。 ↑乱暴ですが、概ねこんなモンです。 どちらかが優遇されるような事ではありませんよ。 昔むかし、絞り優先vsシャッターS優先バトルなんてありましたが、まったく不毛な物でした。 何をどのように写したいかで、コントロールする対象を決めた結果、絞り優先で撮影した方が便利と言う事です。 ※たまたま、その雑誌に掲載されている作例の多くではそうだっただけ。 絞り値に関しては経験ですね。 自身のイメージに経験を重ねて、どの位の設定でどう写るか計算するわけです。 よく分からないうちは、とりあえず色々な設定で写してみるのも良いでしょう。 それで自分のスキルに引き出しが一つ増えます。 ※実は本当に数値的に計算出来ない事もないですが、ふつうの人は電卓片手に計算なんてしてません。
お礼
お返事が遅くなりましてすみません。 なるほど、考え方次第でもありますね。 何かを撮るにはどのように撮ったらいいか・・・。 そういった点、今までの撮り方と考えて生きたいと思います。 ありがとうございました。
- kkky9
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ご使用の機種辺りを書かれた方が良いですね。 絞り優先は「絞り値」を自分で設定 すればシャッターはカメラが自動的に 決める。開放に近ければ「シャッター」 は早くなり「被写界深度」が浅くなる 当然、どのF値で撮影すれば合焦点幅 が大きくなるかのデーターは持つ事が 肝心です。 それに昨今のカメラは「内蔵露出計」の 当たりが(適正露出の割り出し)良くなって いるから使いやすい「絞り優先」が利用 されているのです。
お礼
お返事遅くなりましてすみません。 ご回答ありがとうございます。 確かに今のカメラの内蔵露出計ってよい感じはします。撮ってても大体は納得できる出来になっていると思います。のんびりといろいろなものを撮って勉強したいと思います。
- hiroko771
- ベストアンサー率32% (2932/9040)
>ほとんどの方が“絞り優先”で撮られている… それは、露出を決める時間がない場合ですね。(意図的な場合も有りますけど) シャッターを押すまで時間が有って、尚且つ「露出計など」で正確な値を出せる被写体は 現実には、ポートレート(記念撮影なども含)、風景(花などの近撮含)や スタジオ撮影(人物や商品など)位で、突発的なシャッターシーンが多い 「スポーツ写真」などは「シャッター速度」優先、スナップは「オート」です。 (考えて撮る時間なんてないので…) >絞りの設定値はどのように決めている… 大雑把に言ってしまえば、シャッター速度(速)=絞り(f値)小 シャッター速度(遅)=絞り(f値)大 です。 シャッターと(レンズの)絞りによって、フィルムに当たる「光量」を調節してるのですが フィルムと被写体が反射してる光量によって、フィルムに光が当たり過ぎても 当たらなさ過ぎても綺麗な写真にはならないのです。(=適正露出) ネガは、許容範囲=ラチチュードが広く、初心者向け ポジは、逆に狭くなり失敗も多く=中上級者向け で、上記の通り、考える時間が有れば、単体の「露出計」を使う事も有りますが カメラ内臓の露出計が全く使えない訳ではないので、オートで構えてみれば どんなシーンで、どんな露出(シャッター速度+絞り)が適切なのかは判ります。 プロは、高価な単焦点レンズ(最小f値小=明るい)を使いますが 一般ユーザー向けのズームレンズなどは、単焦点レンズに比べ暗いので 雑誌の「絞り」と同じにしても同じには撮れとは限りません。 ちょと遠回しになりましたが、絞りの効果 =被写界深度(ピントの合ってる部分。奥行きに対して)なので 風景なら、シャッター(遅)=手前から奥までピント ポートレートは、背景をぼかした方が綺麗なので、絞り値(小)になる訳です。 ちなみに、f値(小)は、レンズ内の「絞り」は全開状態=「開放」と言い f値(大)は絞りは閉じます。(=光を通す穴が狭くなってるだけで完全には閉じません) 要するに、必要分だけ光をフィルムに当てる事には変わりないのですが 絞りを調節する事によって、適切な『ぼけ具合』を表現するのです。 >Ps 書いてる間に↓の方と重複してますね。参考まで
お礼
お返事遅くなりましてすみません。 専門的なお話、ありがとうございます。現場レベルのお話が聞けて勉強になりました。 目標高く・・・勉強していきたいと思います ありがとうございました。
- Te-Sho
- ベストアンサー率52% (247/472)
写真を撮る際に絞りが関係するできあがりに被写体深度が有ります。 ピントが合う幅のことです。 動きに対して写真を撮る場合はシャッタースピードを優先して止めたり、流したりの躍動感を出しますがそれ以外の撮影の場合は後ろのぼかし方やキッチリしたピントを合わせるために絞りを優先した測光を考えます。 絞りを開ければ開けるほど被写体深度は浅くなり背景がボケます。ボケ具合を調整するのために絞りを決めてそれに見合ったシャッタースピードで写真を撮ります。 また、風景写真などは絞りを絞って出来る範囲のピントに合わせるようにした方が綺麗な写真になりますね。 どのぐらい絞りでどのぐらいボケるかというのはカメラの機能で確認できる物もあります。実絞り連動というスイッチを持つカメラも以前ありました。 そうじゃない場合は何枚か違う絞りで写真を撮っていい物を選択するようにすればいいですね。
お礼
お返事遅くありましてすみません。 ぼかすとは、重要なものなのですね。 そういえば、私のカメラにもボケ具合を確認できる機能がありました。ちゃんと使っていきたいと思います。
絞り優先にすることで、ある程度の被写体深度が稼ぐことが出来ます。 「背景のボケ」の度合いも調整できます。 シャッタースピード優先となれば、それは、スポーツ写真カメラマンや事件の報道カメラマンに要求されるものです。 それらは、本当の一瞬を狙って撮影するもので、その一瞬はその時にしか出てきません。 そのチャンスを逃すと、後は二度と来ません。 ですから、報道関係の場合にはシャッタースピード優先にしているケースが多いはずです。 雑誌の写真に関しては、風景やポートレートというのが多いと思いますので、ある程度の時間の余裕が生じています。 ですから、絞り優先で撮影できるのです。 絞りの設定値は、経験によるものが大きいでしょう。 今までの経験を元にして、ある程度のデータを写真家の人は持っています。 ですから、その状況や場面に応じた絞りを設定しています。 そのことを知っていた方がよいでしょう。
お礼
お返事遅くなりましてすみません。 なるほど、状況に応じて優先するものが違うって考えれば、納得する部分がありますね。 がんばって、設定値も自分で見出せるようがんばります。ありがとうございました。
- garouz
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「カメラは光を記録するもの」という考え方があるのではないでしょうかね. 光のコントロールをするために絞り優先にしているのではないでしょうか(もちろん被写界深度などの調整もあるのでしょうが). 絞りの設定値は経験によるところが大きいのではないでようか.
お礼
お返事が遅くなってすみません。 早めの回答ありがとうございました。
お礼
お返事遅くなりましてすみません。 わかりやすい説明ありがとうございます。 かなり参考にありました。 ご説明いただいたことをイメージしながら撮って見たいと思います。ありがとうございました。