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官公労の問題
民主党が新しい党首となりました。 ここでの最大の争点は、官公労との関係をどうするのか?ということだったと思います。 官公労と是々非々の関係とするといった前原さんが党首となりました。 これまでの官公労と民主党の負の関係について教えてください。 どの労組にどれだけの支持者がいるのか? できれば具体例で教えていただけたら助かります。
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官公労の多くは旧総評系の組合です。旧総評は旧社会党系の労組です。現在は連合に統合されていますが、連合自体、旧総評系・旧同盟系などの寄り合い所帯なので、いまだに官公労は旧総評・旧社会党色を色濃く残しています。 一方、民主党は様々な政治勢力の寄り合い所帯ですが、横路元副代表をはじめとする旧社会党系の勢力も所属しています。 つまり、民主党は、旧社会党系議員を通じて旧総評系の官公労の支持を受けているのです。 ただし、民主党には旧民社党系の勢力もあり、旧民社党と関係が深かった旧同盟系労組(民間労組主体)の支持も得ているので、全体として労組依存の党といわれるのです。 しかし、組合ごとの具体的な支持者数は解明できません。労働者の組合帰属意識が高かった50年代・60年代であれば、組合が特定政党の支持を決定すればその組合員の数だけ票が得られましたが、現在では、組合員は組織の決定の如何にかかわらず、個人の判断で投票・棄権してしまいます。つまり、票が読めないのです。
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ありがとうございました。 大変参考になりました。