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酸性物質、塩基性物質とは?
酸性物質はアルカリ側で解離してイオン化する化合物、塩基性物質は酸性側で解離してイオン化する化合物だと思いますが、例えば塩基性物質(アミン等)の塩(塩酸塩,スルホン酸塩等)になった化合物も塩基性化合物という表現でよろしいのでしょうか?
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そもそも酸・塩基の定義も主要なもので3種類あります。 アレニウスの定義によって考えれば、酸性物質・塩基物質の説明はNo.2のご回答のようになります。 すなわち、ご質問内容が水溶液に限定した話でしたら、No.2のご回答で十分だと思います。 もしも、水溶液以外も含んだご質問でしたら、説明を補足致します。 酸・塩基の定義として、より一般的にはブレンステッド-ローリーの定義が用いられます。 その定義によれば、H+を与える物が酸で、H+を受けとるものが塩基と定義されます。 しかし、ややこしいことに、この定義によれば、酸となるか塩基となるかは相対的なものです。 つまり、酸になるか塩基になるかは相手によって決まることであって、物質ごとに決まるわけではありません。 したがって、酸性物質とか塩基性物質という言い方は、この定義には不適当です。 アレニウスの定義では水という基準があるのですが、ブレンステッド-ローリーの定義では基準となる物質がありません。
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- chro
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酸性物質とは水に溶けて水素イオンを発生するもの,塩基性物質とは水酸化物イオンを発生するもの。 塩は塩基性化合物ではありません。塩は塩です。 例えば、塩酸と水酸化ナトリウムを反応させると水と塩化ナトリウムになりますが、塩化ナトリウムは塩です。塩基性物質ではありません。
お礼
適切なご説明をいただき、ありがとうございました。 大いに参考にさせていただきます。
その表現は良くないです。 それらは「塩」と呼ぶべきでしょう。 それらに、塩基性物質という呼称を許すならば、同時に酸性物質言う呼称も許されることになります。 また、そもそもの話として、「酸性物質はアルカリ側で解離してイオン化する化合物、塩基性物質は酸性側で解離してイオン化する化合物」という考え方も不適当であるように思います。
補足
回答ありがとうございます。 よくわからないまま、質問してしまったようで恐縮です。 塩の化合物は、酸性物質とも塩基性物質とも言わないという理解でよろしいのでしょうか? 辞典など調べないうちに質問してしまってすみませんが、 酸性物質、塩基性物質の定義を教えていただけるとありがたいです。
お礼
大変ご丁寧な説明をありがとうございました。 よく理解できました。参考にさせていただきます。 もう一度よく勉強したいと思います。 ありがとうございました。