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里親制度推進について
政府は虐待などで施設に預けられている子どもを里親に託すため、里親制度を積極的に推し進めていく方針だそうですが、実際に里親を希望する人なんてそんなに集まるものでしょうか? 里親をやっている人は自分の子どもを育てあげた60代くらいが一番多いようですが、言葉は悪いかもしれませんがいわば他人が生み捨てた、しかも対応が難しい子どもを預かって世話をするなんてちょっとやそっとの篤志家ではできないと思います。 引き受けていらっしゃる方はどんな動機でなさっているのでしょう、また、問題点などありますか?途中で止めるなんてことは出来ないわけでしょう? 自分の子どもを一人前にして社会に出したら、後は夫婦で 仲良く静かに好きなようにして暮らしたいというのが大方の望むところだと思うのですが、そこに他人の子を入れて しなくてもいい苦労を背負い込むのでは・・・? 経験者でも、周囲のかたでも構いませんので、ご意見を お聞かせください。
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私は実際に里子を預かっています。 子育ては実際に大変な作業です。自分の子供でさえ育てるのは大変なのに、他人の子供まで育てることは出来ないと考えるのは、今の里親制度の下ではしかたのない事なのかも知れません。 ただ里子を引き受けても、経済的負担は全くありません。それどころか、わずかながら里親手当があります。里子が病気しても、全額県や国の負担で治療が受けられ、養育費や教育費も全額支給されます。 里親にとって本当に大変なのは、精神的負担と時間的な負担なのです。 私の場合は、1年前に当時幼稚園生だった女の子と中学2年だった男の子を引き受けました。幼稚園の女の子は躾が十分されてないだけでなく、泣き叫ぶなどとても手のかかるところがありましたが、1年後の今、とても良くなっています。ところが中2の男の子は、夜間外出に家出、警察に何度も補導されるなど、私たち夫婦には手に負えなくなったので、引き受けて10ヶ月後には児童相談所に戻しました。 途中で止めるというのは好ましいことではないですが、里親がこれ以上養育できないと申し出たら、途中で養育を止めることは出来るのです。 私は現在保育園児と小1、小3の3人の息子がいます。里子の女の子も小1なので、小1の息子とお互いに刺激しあってよく勉強もします。二人とも相手に負けるのがイヤなようです。 兄弟は多い方がお互いに切磋琢磨してたくましくなると思います。水泳とかけっこの練習を良くさせていますが、人数はある程度多い方が賑やかで、楽しくやれ練習効果も上がります。 今の若い人たちの大きな問題の一つに、人間関係が下手なことがあります。しかし、大家族でもまれていると、人間関係に強くなれるのです。 そういうことで、私は子供のためにも、長男、三男と同じ年の里子も欲しいと今考えているところです。 里親の力量を高めるための講習会も無料で開かれるし、相談なども出来ます。親になるための教育は学校などでは受けられませんが、里親になるとそれが無料で受けられるのです。 施設では、家庭ほど子供をちゃんと育てることが出来ないことが分かっています。そういう子達を見捨てたままにしておくと、普通の子達よりも犯罪に巻き込まれる確率は遥かに高くなります。平和でより安全な社会を築くためにも、里親を増やすことはとても大切なことだと考えています。
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- ipa222
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政府は里親だけに期待をかけているとは思えません。 多くの政策の中の一つでしょう。 子供ができない夫婦は世の中たくさんいます。 子供欲しさに危険を冒した治療までしている人も珍しくありません。 であれば、養子養女という選択をなぜしないのか疑問でした。 日本の潔癖さに原因があるのかもしれませんが。 今の若い人たちを見ていると、こうした親元で育つことができない子供は激増すると思います。 夫は正社員、妻は専業主婦かパートで、子供が2人という典型的な家庭は、すでに標準として考えるべきではない時代だと思います。 中高年のリストラを防ぐために、20代の雇用を犠牲にしてきました。 そのつけが、子供にも及んでいるのです。 裕福な高齢者に無料で医療や年金を与えるよりも、子供や子育ての家庭に税金を使うことが非常に大事だと思いますので、悪くないと思いますが。
お礼
裕福な高齢者に無料で医療を与えることは是正されるべきだと思いますが、年金はくれなくっちゃ詐欺ですよー。すごく高額の保険料を払っていますからね。自分がもらえるのを楽しみにしているから、文句も言えずにですが、払っています。。 子育てにはもう少し手厚く援助して欲しいですね。 有難うございました。
- ipa222
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足ながおじさんの世界ですね。 アーノルド坊やは人気者というドラマもありましたね。 日本はあなたのように他人の子供を育てることに躊躇する意見が強いように思います。 欧米のキリスト教国では、豊かな人ほど社会に対する慈善心を要求されますので、養子養女は多いと聞きます。 孤児院に見学に行ったことがありますが、いろいろ協力的な方や、団体も多く、やはり中高年の方が多いということでした。 裕福な人たちのキリスト教系の慈善団体もいろいろ協力していましたね。 とても育てられる力も能力も無いのに子供を産む人が多いということが原因のようですね。 少子化対策としても、重要な施設であり、制度であると思うのですが。 元々人間は大家族で暮らすことを前提に作られた生き物です。 自分の子供が、孫を生む頃に、女性は再び母性本能が湧き出てくるようです。つまり、母親は働かなくてはならないので、祖母が子育てをすると言う前提で人間はつくられているのです。 だから、男性は永遠に子づくりができるのですが、女性はその年齢で閉経するのです。 大方の女性はそのようですよ。ペットを飼ったりするのも、孫の代替措置でしょうね。 子育てが苦労を背負い込むものだと思っていないでしょうね。
お礼
子育てははっきり言って喜びの数倍もの苦労があるものだと思います。 3人生み育てましたが、やっと一人前になるところです。立派に一人前にして当たり前、失敗すれば白眼視される世の中です。しょぼい扶養控除以外何の援助もなく、莫大な教育費をかけて成人させても、こどもは社会のものなのです。親が困っても直接的には援助するような余力もない現状であると思います。 このことを鑑みれば、少子化が進むのは無理もないことだと、あるフランス人の女性学者が「子ども不足に悩む国 ニッポン」で述べています。 3人を社会に差出し責任を十分に果たしたら、許される範囲で贅沢を楽しみ気ままに暮らすということに対して何ら 遠慮は要らないと思います。 ノブレスオブリージュはキリスト者でもないのでわかりません。たくさん税を納めてきたのだから、それでいいのでは? 里親が集まるとは思えません。自分の子でさえやっと育て上げる現状です。政府は他の手を考えた方がいいのではないでしょうか。
お礼
ご自分のお子さんが3人もいらっしゃるのに里親を引き受けていらっしゃるのですね!心から尊敬してしまいます。いくら経済的な負担がなくても、精神的、体力的な負担は計り知れないと思います。 ご自分のお子さんの人間形成のためにもとおっしゃっていますが頭が下がります。自分は人間的に未熟なんだなあと思ったりも・・・子どもが大学に入って出て行くとき、心底解放感を味わいましたもの。希望通りのところに入ったという受験からの解放感もありましたが、好きなことがいくらでもできるという期待にワクワクしました。 里親を増やすことは意義が大きいということはわかりますが、実際にmichinaさんのような方がどれぐらい集まるかは???ですね。 台湾、韓国、タイ、シンガポールなど軒並み日本より出生率が低いそうです。子育ての負担が嫌がられていることと、祖父母世代が孫を引き受けるのは真っ平というふうになってきているからだそうです。 女性の母性本能を当てこんで孫の世話を引き受けるのが当然のような意見には反発します。きっと子育てに関わったことのない人の意見ではないでしょうか? 貴重な体験談をお聞かせいただき有難うございました。