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“うつ”… “状態”と“病”のあいだ
今日、ラジオを聴いていたら、うつ病を克服した芸能人がその体験談を語っていました。 詳細まで聴けなかったのですが、「うつ病」と「うつ状態」は異なると言っていました。 何がどう異なるのでしょう。 ラジオにでていた芸能人に関係なく、「うつ病」と「うつ状態」の違いを素人にもわかりやすく教えてください。 宜しくお願いします。
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まず"うつ"自体は国語辞典で乗ってる内容のままなのですが。 辞書によっての違いはあるでしょうが「気持ちにわだかまりがある状態」「悩み事で晴れ晴れとしない気分」と、これに近い言葉があると思います。 人間誰しも、身内を無くしたり・失恋したり・受験に落ちたりして、このような気分になると思います。 ただこのような気分は通常1ヶ月ほどでほぼ無くなり、「頑張ろう」「楽しい事をしよう」という気分がおきてきます。 うつ病になると、うつの状態が延々と続きます。 "うつ"な気分になってる理由そのものの問題ではなく、"うつ"な状態が続きます。 ちなみに原因は誤解されやすいのですが、心が弱いからなる病気ではありません。 歴史の浅い医療分野でもあり、同時に進歩の早い医療分野でもありますが、原因は脳の人間的な部分と睡眠などを司る、原始的な部分の信号をやり取りする、化学物質が出なくなってる状態と言われています。 素人の回答ですので、更なる専門家の方の書き込みがあれば良いのですが一般的な認識は、このようになります。
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No.5です。 ものすごーく大雑把に言ったら、 うつ病=脳内物質のアンバランス。性格も影響はする。 神経症性のうつ状態=より性格の影響が大きい。でも抗うつ剤が効く人もけっこういる。 かもしれない。 (間違ってたら誰か指摘してくださいませ) どちらかというと、「うつ状態」のほうが軽症な傾向にあるのかもしれません。 軽症うつ、と言われる場合もあるのかも? でもうつ状態だったら軽くて辛くないのかというと、そうでもないんですけど。 やはり病的は病的。健康ではありません。
お礼
重ねてのご回答ありがとうございます。 「やはり病的は病的。健康ではありません」、確かに!
ラジオでの会話がどういう文脈で語られていたのかによって解釈が違ってくると思いますが、「病気と健康のボーダーライン」「重さ軽さ」の話でなくて、うつの種類の違いでしたら、No.4の方がおっしゃっているような違いがあります。 病的かどうかの区別なら、No.1~No.3の方々のような解釈になるでしょう。 私は何度違いを読んでもよく解らないのですが(^^; 要するに「憂鬱な状態や不調が長引く」という現象は同じなのですが、メカニズムが違うと考えられているのです。 メカニズムやタイプによって、 内因性うつ 反応性うつ 身体性うつ に大別されます。 ただし、No.4の方のおっしゃるように、区別ははっきりしません。 1人の人で、状態が重なっている場合もあります。 なので、うつ状態に陥っているからといって、「うつ病」と判断されるかは分からないです。 診断名からしても、「抑うつ状態」という診断名になるかもしれないし、あるいは「統合失調症」かもしれないし。 私は「抑うつ神経症」と診断されました。 私の場合、「うつ病」と重なる症状もあるんですが、典型的うつ病ではないとも感じます。 思考パターンとかが。 でも内因っぽいところもあります。 私はセロトニンを調節する薬(SSRI)が効くので、脳内物質の分泌も変化してるか、作用してるか、してるんでしょう。たぶん。 また、医療は日進月歩なので、解釈も発展中のようです。 抑うつ神経症というのも、最近は解釈が変わってきているようです。 分類の話。これがとっても簡単かも! http://www.ncc.u-tokai.ac.jp/home3/hoken/5.23.html これがもう少し詳しい説明 http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/deplec4.html http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/deplec5.html 難しいけど、「とにかく、1種類でなくて、いろいろ種類があるらしい」ということはうかがえるページ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%A4%E7%97%85
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに考えれば考えるほど複雑な要素が絡まってきます。 ご丁寧にURLをいただきまして大変ありがとうございます。拝見しました。元来、人間の心自体が複雑で、さらにその捉え方も千差万別。ひとつの目盛りで計れないことを再認識しました。
鬱病は、脳の内分泌の異常で、器質的な異常、つまり精神病の分類になります。 うつ状態は鬱々とした状態がしばらく続く事です。 ただし、上記の二つは、はっきりとしたボーダーラインはありません。 脳の器質的な病気とかなんとかいったって、鬱病の診断に脳の内分泌物質の検査なんてしませんよ。 内分泌の異常というのも、神経症であるうつ状態が続いたからなったのかもしれないし、うつ状態でなくなると内分泌も正常になるかもしれませんしね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 “うつ”は気持ちのコトと捉えがちですが、体のコトと捉えることもできると思うと、受け止め方も違ってきますね。
- pineapples
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うつ経験者です。 私が先生にきいたのでは、 「うつが病気か否かは、社会生活に支障をきたしているかどうかによる」 とのことでした。 わかりやすくいうと、他人に迷惑をかけているかどうかということでしょう。気分が落ち込んで仕事にいけないなどの場合は社会生活が破綻しているのでうつ状態ではなくうつ病です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 「社会生活」は確かに重要な試金石ですね。大変参考になります。ムラ気を自分でコントロールできるかどうか、重要な試金石ですね。
うつ状態はわかりますか?何にもやる気がおこらない、何をやってもつまらない、いいようのない不安や悲しさ寂しさに襲われている・・・等の状態がうつ状態です。そしてうつ病とはうつ状態がずーっと続いているとき、医者にうつ病と診断されたとき、そして自分が病気だと認めたときがうつ病だと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 “自分が病気だと認めたとき”ということ、理解できるような気がします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 理由でなく、状態に陥ったときが境になるのですね。 心の弱さからなるものでないとのこと、知りませんでした。ありがとうございました。