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胆管ガンとは?
私の父が胆管ガンだと診断を受けました。 まずは黄疸をとる治療から始め、その間検査を続け、 手術できるようだったら、胆管と肝臓の一部を切り取るそうです。 「手術できるようだったら」・・・。 この言葉に家族としてとても動揺しています。 手術できないとは、どのような状況なのでしょうか? ちょっとでも転移していたらできないのですか? 手術できないということは、やはり「死」を意味しているのですか? できたとしても、肝臓の一部やら胆管やらを切ってしまうことは、その後の生活にどんな影響があるのですか? 手術をさせてあげたいです・・・。 でも、私たち家族にできることはないのでしょうか・・・。 胆管ガンについてもできるだけ詳しく知りたいのです。 どうか教えてください。
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ご心労お察しします。 <手術できるかできないか> 手術ができるかどうかは、 ・手術に耐えられるだけの体力が残っているか? →手術が成功しても、手術による消耗で命を落としては意味がありません ・黄疸が減らせるか →黄疸が強い状況での手術は無理かもしれません ・癌の進行状況 →手術には根治手術と姑息手術があります。 前者はその名の通り病気の根治を目指して行なわれるもので、後者は 病気の治療はできないものの、症状の改善のために行なわれるものです。 姑息手術の例としては、黄疸を減らすためにバイパスを作る等です。 他臓器への転移があれば、根治手術は無理だと思った方がいいです。 仮に転移がなくても、重要な血管や臓器に癌がからんでしまっている 場合は、手術でそれらを傷つけてしまうためにやはり根治手術は難しい です。 #他臓器への転移=血行性(だけではないですが)に全身に癌細胞が #回ってしまっているということなので、局所の癌だけを切除しても #意味がないんです <手術できない=死なのか?> 残念ながら、事実上そう考えていただく方がいいと思います。 もちろん手術ができなくても、少しでも長く、かつ少しでも苦痛なく過ごす ための治療は、姑息手術も含めて惜しみなく行なわれます。 具体的には、 ・癌で狭窄した胆管のバイパスを作る ・鬱滞している胆汁を外に流し出す(ドレナージする) ・抗癌剤による化学療法を行なう などです。 <手術が成功した場合の生活への影響は?> うまく癌を取り去ることができれば、それほど不自由なく暮らせます。 肝臓は1/3くらいまで切除してしまっても、まだ肝機能には余裕がありますし、 切除後の胆管の代わりにちゃんと手術で経路を作りますから。 #ただ、悲観的なことを言って申し訳ないのですが、一般に胆道系の癌は #進行癌として発見されることが多く、発見されたときには根治手術が #できない状態であることが多いです。 #もちろん全症例が命を落としているわけではないですから、根治手術が #適用できる状態であることをお祈りしております。
お礼
さっそく回答頂き、ありがとうございます。 最後まで読ませて頂いた時、涙が止まりませんでした。 ですが親身に、丁寧に細かく御回答下さったおかげで、 父の今置かれている状況や、父の気持ちに、 少し近づけた気がします。 これからも検査が続きます。 まだまだ分からないことがでてくると思います。 その時はどうか、力をかして下さい! 本当にありがとうございました!!