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一卵性双生児の事でわからない事があります
クローン人間もそうですが、 一卵性双生児は遺伝子が全く一緒なんですよね? それなのにどうして微妙に違うんですか?(ほくろの位置とか) あと、「意思や自我」はどうなっていますか? そこらへんがよくわからないので、詳しい方ご教授ください。
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なんか環境要因とかいうお答えが あるようなので、補足ですが、 遺伝の発現機構を制御するエピジェネティック因子と 呼ばれる要因があるんです。 この発現機構の働き方に個体差がある んで、ほくろの位置などが違うんです。 人間の思考パターンは、脳の中枢神経の 発達により決まりますが、これにも エピジェネティック因子が関係して くるんで、意識に差が生まれるんです。 一卵性双生児は似ている場合には、 非常によく似ていますが、外見も 性格も全く違うということも よくあるんです。
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- brassard
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No.3です。後天的な要因と言いましたが、さらに厳密に言うならば、クローンであっても、それら複数の個体が完璧に同一の環境下で作られ、完璧に同一の条件で生育されなければ、微妙な遺伝子の違いは生じますし、身体的、精神的な特徴は変わってきます。 逆に言えば、完璧に同一の環境であれば、DNAコピーのエラーも同一、遺伝子発現の調節も同一となり、まったく同じ性格、身体的特徴を持ったクローンができることになります。 尚、ここで言う「完璧に同一の環境」とは、その個体を取り巻く周囲の素粒子構成及びそれらの運動エネルギーに至るまで完璧に同一であるということです。それらを含めて後天的な要因です。 もちろん、そんな状況を作り出すことは現実的には不可能ですし、そもそも、そこまでの環境の同一性を検証する術が人類にはありません。 そこで、いわゆる「複雑性」の議論が出てくるわけです。 自然界を始め、あらゆる世界において、無数の様々な要因が複雑に絡み合っている。。。 だから多様性が生まれるんです。だから予測不可能なんです。 そして、だから自然科学は確率、可能性の学問なんです。
お礼
もしパソコンでシュミレーションできれば、それでわかる事ですね。 >>だから多様性が生まれるんです。だから予測不可能なんです。 そして、だから自然科学は確率、可能性の学問なんです。 そうですね、素晴らしい回答を有り難うございます。 また私の知識欲が刺激されました。 ありがとうございました。 とりあえず今回の質問で、とても興味深い事がたくさんわかりました。皆さんに感謝します。
- パんだ パンだ(@Josquin)
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DNAコピーの不完全性、環境因子などにより、成長に伴って完全に同じではなくなってきます。
お礼
DNAコピーの不完全性の原因、いつから差異が出始めるか、がわからないので、少し調べてみます。 完全なクローン人間を2体、作成して、生まれる時の環境を一緒にすれば、少しの間は同じ自我が発生するのですか? 同じ自我が発生した場合、どんなおもしろい事がおきるのでしょうか。 回答ありがとうございました。
- brassard
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完璧にまったく同じ条件で育ったならば、ほくろの位置や「意思や自我」にいたるまで同一になるはずです。 が、それは不可能な話です。 一卵性双生児の兄弟が、生まれてからずぅ~っと同じ空間にいることはできません。百歩譲っていつも一緒にいたとしても、片方は兄として育てられ、片方は弟として育てられれば性格も違ってくるでしょうし、立つ位置によって日光に当たる時間が少しでも違えばほくろのでき方も変わるでしょう。 後天的な要因によって決定される特徴については違いが生じるということです。
お礼
よくわかりました。 いくつか仮説をたてていましたが、 なんせ私はなんの知識も無いので、確信に至れなかったのです。 回答ありがとうございました。
- lovesens
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ほくろは遺伝じゃなくて後天的なものですから。 意思や自我は環境要因が強いですから。 あなた自身、一年前の体重と今の体重、一年前の体型と今の体型、一年前の考え方と今の考え方がちがうようなものですよ。
お礼
回答有り難うございました!!
- tangerinedream
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ほくろはまだ科学的によくわかってないんですよ。だって無くてもべつに困るものでないし。意思や自我はクローンでも一卵性双生児も別々です。これらは後天的、成長過程で身についてくるものですから。アメリカでは死んだペットをクローンで生き返らせるビジネスがありますが三毛だったのが白い毛になったりもします。持ってる遺伝子が同じでも発現が同じわけではありませんよ。
お礼
いえ、別にほくろでなくてもいいのですが。 やはり後天的なものが重要なのですね。 元は全く同じものである、という事は私にとって驚異的事実です。 回答有り難うございました。
お礼
エピジェネティック因子とは初めて聞きました。 とても興味があるので、調べてみます。 >>人間の思考パターンは、脳の中枢神経の発達により決まりますが、これにもエピジェネティック因子が関係してくるんで、意識に差が生まれるんです ここの文はとてもわかりやすかったです。 参考URLならびに、回答ありがとうございました。