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努力均衡論と覇権論
努力均衡論と覇権論って何ですか? またこの2つって比較できるものですか?
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難しい質問ですけど、努力均衡論は勢力均衡論のことですか?それに準じて回答します。 均衡論はいわゆる「Ballance of powaer」といわれるもので、対立する国同士が同じ国力を持っていれば、一方が攻撃した場合に、同じ力で反撃されるというものです。冷戦時代のアメリカとソ連がそういった関係になります。両者は対立してきましたが、同時に相手を恐れ先制攻撃を避けてきたということです。つまり同じ力で対抗すれば、微妙なバランスで平和が保たれるということです。 覇権論については字のごとく、圧倒的な軍事力を持って相手を屈服させることです。バランスなど関係なく、自国の圧倒的な軍事力を持って周辺国を支配していくことです。 この二つは比較できません。 現在に関して言えば、中国は後者になりますね。自国の資源確保のために、周辺国の領有権を無視し続けて自国の領土と主張しています。尖閣諸島や、スプラトリー諸島での領有権主張は、その最たるものです。 均衡論の分かりやすい例は朝鮮半島です。北も南も勢力が均衡していると考えるからこそ、お互いに先制攻撃をしない状態になっていますし、戦力のバランスを保つために6カ国協議が行われるのです。 もし自分の回答が的外れだったら忘れてください。