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空とぶ二枚貝(斧足類)はありえたか

週末ですので、気楽にお答えください。 (1) 殻を脱ぎ捨てた二枚貝が進化の歴史上あらわれなかったのはなぜだと思いますか。頭足類とか腹足類ではめずらしくないのに。 (2) 二枚貝が陸上に進出しなかったのはなぜだと思いますか。いちおう足のようなもの(斧足)は持っていますよね。 (3) 空を飛翔する二枚貝が歴史上現れるチャンスはあったと思いますか。昆虫、翼竜、鳥類のようにはいかなくても、せめてムササビみたいな飛びかたでもいいんですけど。 二枚貝はわりと左右相称形なので、「空とぶ二枚貝」の姿は美しいでしょうね。

みんなの回答

  • SCNK
  • ベストアンサー率18% (514/2762)
回答No.5

可能性はあったと思います。 なぜならば、帆立貝はその形態の途中にあると思われるからです。帆立貝は貝類のなかでも敏捷で、その理由は体のほとんどが貝柱であることからみても明らかです。しかもヒモと言われる部分に幾つもの目をもっていることからも、運動することを前提とした構造です。 事実、帆立貝がヒトデなどに襲われそうになると、貝を開いて海水を吸い込むとともに、閉めるときに蝶番の方向に、勢い良く水流を起こし反作用で水中を航行しますし、貝を水中翼として使用して揚力を得ています。 烏賊の仲間には、同様にして空中を飛行するものがありますので、帆立貝が将来、空中を飛行するように進化してもおかしくはありません。 今のところ捕食者はヒトデくらいですが、もし魚類が捕食するようになれば、さらに高速化する必要がでてきますから、その延長として空中を飛行することはありえるでしょう。翼が貝殻ですから、海面上をスキッピングするかもしれませんし、水中の行動の延長ですから、結構、高い翼面過重で高速で滑空するようになるでしょうね。

bluepepper2005
質問者

お礼

 捕食者の進化にあわせて二枚貝の進化もありうる、と。なるほどと思いました。 >帆立貝はその形態の途中にあると思われる。  ↑これは本当なんですか。化石とかの裏づけはあるんですか。  ところで、スーパーの魚介類売り場で「みる貝」(ミルクイガイ)の巨大な水管を見てて思ったことがあります。  「もう少し貝殻が小さくなってしまえば、アメフラシとかタツナミガイと大差ないじゃん」  彼らの殻は「防御」という機能を失いつつあるのかもしれません。  ありがとうございました。  

  • 8942
  • ベストアンサー率13% (188/1414)
回答No.4

#1です。 >柔らかい岩石とか、水底に沈んだ倒木に穴をあけて潜み、その後、数万年かけて殻を放棄する・・・という戦術はどうですか? 現生の種にそれに近いのがいますよね おぉ そーいあいましたねそんな生き物が・・確かに殻は捨てていませんよね。どうして捨てないのでしょうね。 陸上の生物だとクワガタとかカミキリムシの幼虫とか、木の中ですごして ふわふわですよね。なんで海の中だと殻付きなんでしょうね。不思議ですね。 私にはわかりません。です。

bluepepper2005
質問者

お礼

願わくば、彼らの子孫から殻を脱ぐ者、現れんことを。 ありがとうございます。

  • ruehas
  • ベストアンサー率68% (816/1194)
回答No.3

こんにちは。 お言葉に甘えて、気軽にやらせて頂きま~す。 1,2,3に関して、「その必要がなかったから」だと思います。 その必要があればそのように進化して生き残ります。その必要があっても進化できなければ絶滅します。ですから、現在生き残っている二枚貝には、その必要がなかったということになります。

bluepepper2005
質問者

お礼

一刀両断ですね。 まいりました。降参です。 ありがとうございました。

  • spoi
  • ベストアンサー率32% (34/104)
回答No.2

(1)だけですが、 私が推測するに、頭足類や腹足類には肉食のものがいますよね。しかし二枚貝は海底で有機物をこそこそ食っているだけです。 頭足類や腹足類の歴史で、殻を捨てたのが先か、肉食になったのが先か分かりませんが、おそらくこの食性が関係しているのではと思います。 肉食の者は自分を守ることよりも、どれだけ速く動いて獲物を捕まえるかが大事ですよね。だから殻を脱ぎ捨てた。二枚貝のエサの有機物はどこにでもありふれているので、エサを捕まえるために速く動く必要はなく、自分を守ることに徹した。 そう考えると(2)もエサに関係しているような気がしてしまします。二枚貝のエサは水中に十分にあるので、あえて危険な地上に進出する必要はなかった。 進化の歴史上、エサは大きく関係していますし。チンパンジーが木の枝を使うのも、エサをとるためですしね。

bluepepper2005
質問者

お礼

 陸貝の代表、カタツムリはたいていベジタリアンですよね。彼らの祖先が水中にいたころは肉食だったのですかね。  あまり動かなくても、エサにありつけるといえば、造礁サンゴとかフジツボ。二枚貝同様、彼らも外骨格におおわれています。このへんが問題を解くカギかな。ではイソギンチャクは外骨格を持っているかというと、・・・・・。外骨格を持つという選択肢ではなく、有毒化という戦術。  有毒化すれば、殻を捨てることができた(?)かも。   参考になりました。ありがとうございます。

  • 8942
  • ベストアンサー率13% (188/1414)
回答No.1

 (1)  2枚貝は行動が鈍くさい。その反面2枚の殻に覆われて非常に強固な構造を持っている。この二つの特徴が2枚の殻を持つ生物ゆえのデメリットとメリットであろう。しかし鈍くさいとはいえ、2枚貝は殻の隙間から管をだいして、 食事も出来たし、呼吸も問題なくやってきた。  その2枚貝なんらかの理由で殻を捨てなくてはならなかったとする。 殻の無い2枚貝がしなくては行けない事は、身の安全の確保である。 身の安全のために必要な事は、(1)危険から身を守るための運動能力 (2) やはり殻ほどでも無くても丈夫な外皮または外骨格。 この二つはどうしても必要でしょう。  ですが・・・この二つの能力の獲得は殻を完全に捨てる前に獲得していなくてはいけない。  そもそも運動する事を放棄した生物が、また運動再び獲得する事は私は出来ない(もしくはかなり難しい)と考える。なぜなら既に高い運動能力を獲得して進化した生物がわんさかといる世界から、0から運動能力を獲得する 方法で進化できるかどうかだと思う。判りやすくいうと、今まで洋服屋さんだった会社が、トヨタや日産など世界の強豪がひしめく自動車メーカーへいきなり参入するようなもの。 私は進化(ライバルに対して後発の)の初期は、ライバルが居ては無理だと思っております。(競争に負けてしまうから) 結論 殻を捨てて運動能力をいまさら獲得しようとすると生存競争に負けてしまうから 殻を捨てられなかったかあるいは捨てた貝は絶滅した。 (2)水部の乏しい陸上生活には、少なくとも腹足類程度の運動能力は不可欠(なぜなら少なくとも産卵は水中でしなくてはいけないから移動できない生物は陸上生活できない。)しかし2枚貝は陸上生活をしようと進化したとたんもともと運動能力に勝る腹足類が強力な生活圏のライバルとなり、競争に負けて絶滅。 (3)昆虫が飛行能力を獲得する前に2枚貝が飛行能力を獲得できなければ 無理、それは(2)と同じように昆虫との競争に負けるから。 チャンスがあったとすれば、空を飛ぶ昆虫が現れなかったら貝にもチャン具があったかも。 そうですね。オーストラリア大陸に独特の進化を遂げた生物がいるように、まだ飛行能力を獲得した生物が出現するまに地球上のどこかに他の大陸や海から完全隔離された絶海の孤島が何億年と維持されれば 空飛ぶ2枚貝は出現した可能性はあったと思います。

bluepepper2005
質問者

お礼

 軟体動物の共通祖先が二枚貝よりも少しはましな移動能力を持っていたであろうということを忘れていました。  一度失った形質(この場合、ある程度の移動能力を持った足)を取り戻す進化論的確率はかなり低いでしょうね。  ただ、殻を捨てる者が現れてもそんなに不思議ではないと思います。柔らかい岩石とか、水底に沈んだ倒木に穴をあけて潜み、その後、数万年かけて殻を放棄する・・・という戦術はどうですか? 現生の種にそれに近いのがいますよね。

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