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お勧めを教えてください。(本好きの方に)
こんにちは。 自分の本の好みは広く浅くで、良くも悪くも偏りがないように思っていたのですが、 自分の本棚をよくよく眺めていたところ、生きている日本人の小説家が、一人しかいないことに気づきました。 あまり買って読まない方ではありますが、偏っていないなんてとんでもない。 というわけで、先輩読書子の皆さまに一押しの本(いくつでも・ノンジャンルで)を教えて頂きたく、質問にあがりました。 あなたの大切な本を教えてください。 ご参考までに私の本棚の小説家をあげておきますと、 カレン・ブリクセン(イサク・ディーネセン) アゴタ・クリストフ サリンジャー ピーター・S・ビーグル ガルシア・マルケス 大原真理子 色川武大 ちなみに次に読もうと思っているのは車谷長吉です。 *ぼちぼち進行になりますがお礼は必ずさせていただきます。ひとつきをめどに締め切るつもりです。
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totetuさんのご趣味に合いそうで私の好きな作品をあげておきます。 ミラン・クンデーラ 『存在の耐えられない軽さ』 映画に大いに感動し、英訳を読んでみました。(当時はまだ邦訳がなかった)もっとも感動的な小説の一つでした。すでにお読みかもしれませんが、あげておきます。 イザベル・アジェンデ『精霊たちの家』 マルケスと比べて評価は高くありませんが、ラテンアメリカの近代史を背景に歴史と人間をよく描けていると思います。 ナイポール『暗い河』 新生アフリカの暗黒面を描いた作品です。著者は賛否両論の問題作家ですが、この作品の迫力ある恐ろしさは、本物です。ただし邦訳は手にはいるかどうか分かりません。『ある放浪者の半生』 や『ミゲルストリート』などはまだ邦訳が手に入りますが、これらもおすすめです。 J.M.クッツェー『エリザベス・コステロ』『どうぶつの命』 南アフリカの作家のカフカ的作品群です。私は原文で読んでみましたが、たいそうおもしろい作品でした。もっとも好き嫌いがあるので、誰にでも勧めるわけにはいきませんが。 ヤン マーテル『パイの物語』 様々な宗教に興味を持つインド人の少年が、太平洋で虎のリチャード・パーカーたちと漂流することになるというお話。読みやすくて面白い、かつブッカー賞受賞作。 プラムディヤ・アナンタ・トゥール 『人間の大地』 インドネシア近代史を描いた大河小説ですが、文句なしの傑作です。20世紀を代表するストーリーテラーとして ノーベル賞を受賞する日がくるのも間近でしょう。 最後にまだ読みかけですが、牛島 信明が訳した『ドンキホーテ』をあげておきます。岩波少年文庫で読んでみて、私はそのおもしろさに唖然とし、岩波文庫全六巻を購入することにしたのでした。なお、牛島訳でなくては、読みにくいので勧められません。
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- marunaka
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とりあえず、本の雑誌などを参考にされたらいかがでしょうか?
お礼
ご回答いただき有り難うございます。そうですね。そちらも参考にしてみます。
- karrin
- ベストアンサー率19% (159/833)
無難なところでは 最近の芥川賞作家のを 読まれたら どうですか?
お礼
さっそくのご回答ありがとうございます。なるほど、そういう方法もあるのですね。そういえば、蛇にピアスも蹴りたい背中も、まだ読んでおりませんでした。
補足
この場を借りて少し補足させていただきます。 ただ、わたしとしては、別に量を読みたいわけではないので、読書の手引き・指針を示して欲しいというよりは、他の方が執着するような、まだ知らぬ良い本を教えて欲しい、という宗旨の質問です。言い換えれば、ちょっとばかりマニアックなの、というところでしょうか。
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お礼
こんにちは。 心の底から締め切らなくてよかったと思いました。多様な国の小説家をあげていただいて、ありがとうございます。 存在の耐えられない軽さ 映画のほうは知らないのですが、タイトルに惹かれて邦訳で読みました。印象的で忘れられない小説の一つです。 イザベル・アジェンデ アジェンデ大統領の姪御さんなのですね。アマゾンレビューをみてきました。他のタイトルも面白そうですが、精霊達の家が一番面白そうです。 ナイポール『暗い河』 今、少しいくつか検索をかけてみたのですが、オンライン古書店にもないようです。A Bend in the Riverを買ってみます。読むのが楽しみです。 J.M.クッツェー エリザベス・コステロ、これも欲しい。好みにはまりそうです。 パイの物語 これも、とても面白そうです。嬉しい。 『人間の大地』 これもきっとわたしは買ってしまうでしょう。インドネシアの人の目に映る世界、とても興味深いです。 最後に、ドン・キホーテ。この話には、ドンナ・キホータと名乗ろうかしらと考えたほど愛着があります(派手なのでやめました)。世界少年少女文学全集でよんだときには、わけがわからなかったのですが、大人になってから読み返して、やはりおもしろさに唖然としました。牛島さんの訳がよいという噂はきいていたのですが・・・これもきっと買うことに。ありがとうございました。