タトゥー(洋彫り)ではありませんが、和彫りを入れています。ちなみに職業は風俗嬢です。
「知性が欠けている、馬鹿なことしたな、あっちの人じゃないのか発言は偏見だ」等ご意見が多々出ていますが、理想はともかく現実の反応はそんなもんです。他人がやるのは構わないが妻(夫、恋人、家族)にはしてほしくない、2005年現在の日本においてはそれが現実。老若男女に関係なくタトゥーが嫌いな人は多いですよ。ただ、昔のように墨=ヤクザ、という固定観念で恐れ嫌う人はいくぶん減ってはいます。ですが、生理的に駄目なものは駄目、肌を傷つける行為そのものに萎える人はもう理屈じゃないですしね。日本のタトゥー人口がこの先増えても、そういった部分は変わらないと思いますよ。
私の場合ファッション的なタトゥーではないのでなおさらですが、同僚や友人でタトゥーを入れている女性へのリアクションもまあ五十歩百歩ですね。あ~あやっちまったなーとかもったいないことしたなとか、将来どうするのとか、一般にはそれが現実現状ですねえ。新宿渋谷辺りを若い男女が誇らしげにタトゥー晒して闊歩する様を一風景として眺めることはできても、対自分としてのパーソナルな関係、そして恋人なり家族なりになって自分も取り込まれる対社会関係の前途を考えたら、躊躇なくタトゥー・刺青を受け入れることは現段階の日本ではかなり難しいと思います。
もちろん、全然気にしない人もいますし支障ない職業もありますよ。質問者さまの彼氏さんはどこまで腹くくって将来設計できてますか?会社勤めできなくても自営で食べていけるくらいの資格とできる限りの貯蓄、タトゥーにまつわるこもごもの制限制約を生涯受け入れていく心構え。大袈裟でなくこれらが本当に認識できているのであれば、別段差し支えもないと思います。
ただ、私の友人の彫り師が言っていたんですが、洋彫りを入れる人は圧倒的に後悔する率が高いみたいです。別に和彫り礼賛じゃないですが、心構えが違うといいますか、気軽にファション感覚でやるのならほんとシールにしといた方が無難ですね。(個人的には失礼ですがシールは格好悪いと思ってますが^^;)
と、ここまで書いておいて何ですが、私自身は「ちまちまワンポイント彫ってないで、男なら背中にドカンとでっかく彫ってみんかい!」派です^^;日本の伝統美、芸術品としての素晴らしさはもちろん、気合にホレボレしちゃいますね。日本の粋を肌に刻む、勇み肌というなんとも粋な表現があるんですよ。もっとも洋彫りが急速に台頭している現代では、こういった感覚も薄らいでいるのかも知れませんが。
話がとっちらかってしまいましたが、タトゥーに対しての思い入れと将来のことなど、もう一度真剣に話し合ってみてはいかがでしょうか。彼の決意が揺るぎ無いものであるなら、それはもう彼個人の問題。そして彼と今後どうしていくのか、これもまた貴女個人の問題。タトゥーも貴女との未来も両方欲しい、だから真剣にやっていくと胸叩いて答えてくれたら信じて飛び込んでいくもよし、或いはさっさと見切りつけてタトゥーとは無縁の次の恋人を探すのもありでしょう。いずれにせよ、少しでも迷いがあるなら早め早めの話し合いで何らかの答を出したほうがいいと思います。大袈裟に思えても、タトゥー(とあと関係ないけどギャンブル、借金。一生を左右するものとしては同列)はまだまだ本当の意味で市井のポジションを得てはいないですから。見慣れるのと社会的認知は全く別個のものです。
お礼
経験者様からの回答、とても参考になります。 ありがとうございました!! どうも生半可な気持ちで、ファッション感覚で入れたいとゆっているようにしか思えないので世間ではどのように思われるのかを知るため、こちらで相談してみたのです。 >>タトゥーにまつわるこもごもの制限制約を生涯受け入れていく心構え。 それがあるのならば、もう私も止めませんし、そんな権利もありません。結局は本人の体ですから。 本当に自分の行動に責任がもてるのかを確認したいと思います。 彼の答え次第で私がどうするかも考えたいです。 本当にありがとうございました。