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『クドリャフカの順番』のカバーを外すと…?
『クドリャフカの順番 「十文字」事件』(米澤穂信/角川書店)の表紙カバーは、女子高生が黒板を黒板消しで綺麗にしている、とても印象的な表紙です。 そのカバーを外しますと、そこにはロシア語らしき文章があります。私はロシア語はサッパリでして全然読めませんが、何て書いてあるのかすごく気になります。どなたか解読していただけないでしょうか?
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こんにちは。 ロシア語らしき文は、ロシア語で合っているようです。辞書にて紐解いてみますと、 「一九五七年、最初の人工衛星が地球軌道に乗った後、フルシチョフはコルロフに、新たな、且つ少なからず感動的なスタートを要求した。ロケット設計主任は、次の人工衛星に犬を搭乗させることに決める。当時、宇宙飛行から宇宙船が帰ってくることはまだできなかったので、それが「神風」であることは明白だった。十匹の訓練犬の中から、アルビナ、ライカ、ムーシカの三匹が、はじめに試験に合格した」 意訳も混じっていますが、このような文意で合っていると思います。 ※補足1 コルロフ:当時のソ連のロケット開発の中心人物。訳文中の「ロケット設計主任」は彼のことだと思われます。 ※補足2 ライカ:一九五七年、スプートニク2号で宇宙に最初に行った哺乳類。『クドリャフカの順番』p.260で里志が説明していたクドリャフカと同一人物(同一犬?)。
お礼
回答感謝です。 正直、無茶な質問かと思っていたのですが、回答していただいてとても嬉しいです。 作品そのものを楽しむ上では必ずしも必要ないものだと分かってはいたのですが、 作中の千反田じゃないですが、気になってしまったもので(笑)。 本当にどうもありがとうございました。