#8 について補足させて下さい.
まず,私が #6 で紹介した『わたしたちはなぜ科学にだまされるのか』という本で述べていることは,高圧送電線による電磁波と病気とには何も相関がない,ということです.
そして #3 で述べたように,電磁波は波長によって物体への影響が異なります.ですから,60 Hz 程度の高圧送電線の電磁波の影響と,100 MHz 程度のラジオの電磁波の影響とは,区別して検討する必要があります.
もし 100 MHz 程度の電磁波について人体への影響が懸念されているのだとすれば,私が #6 で「現在身近にある電磁波で人体への影響が分かっていないのは携帯電話」と書いたのは誤りで,「携帯電話とテレビやラジオ」に訂正する必要があります.お詫びします.
ただ,テレビやラジオの波長の電磁波が人体に影響があるとすると,テレビ局で働いている人たち,またお台場や六本木ヒルズなどで働いている人たちは癌で死ぬ確率が高いということになるんでしょうか? あるいは,子役の頃からテレビで活躍している俳優の方などは,癌で死ぬ確率が高いんでしょうか?
そう考えると,テレビやラジオの電磁波が人体に影響があるというのは,個人的には疑った方が良いとは思います.
お礼
早速のご回答ありがとうございました~。