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成果主義について

成果主義の長所(または短所)って具体的にどういったものがありますか?

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noname#13214
noname#13214
回答No.2

経営の尺度が収益であり、褒章の原資が収益であるという前提をおきます。 営業マンが売上報酬としてインセンティブを売上%で受け取る場合には、目に見えるので簡単です。ところが、営業以外の職種でこのように収益貢献度を結びつける計算するのが難しい。また、短期収益獲得のためだけに行動してしまう弊害がでる。(アメリカの短期成績主義がわかりやすい例。) 収益後にクレーム損失が出た場合など、ライフサイクルでの収益貢献を見るべきだが、それでは長期間経過後でないと収益貢献度がわからない。でも、その最終評価時点までにその貢献実績を記録するすべがない。メンバーの転属や組織替えなどが記録不能の原因となる。そこで、1年以内の作業評価が実質的な運用限度だが、上記理由で適切な評価ができない。その時の運不運だけで評価せざろうえなくなり、長期に渡る活動を評価する機会が少なく、短期で結果を出すパターンにくらべ不利になる。短期で成果を出そうとするので、チーム間の利害調整に手間がかかる。利害調整が必要のないチームや個人ほど成績が良くなる。 以上の行動の積み重ねにより、”その場しのぎ的行動”の増加からくる品質低下が増加し、長期展望に基づく活動意欲は減退する。 全体としては、「人間の仕事結果を評価するのは非常に難しく、適切な尺度や汎用的方法論がいまだにない。」というのが実態です。少数の会社のみ成功例とされているが、ライフサイクルコストまで含めた正しい評価が出ているとは思えない。 評価ができたとして、その収益配分でも問題がでる。個々人の評価を積み上げると、収益原資をこえてしまうのが通例。すると相対評価とせざろうえないが、優劣順位をつけることが無理難題であり、結局は社員全体のモラル低下を呼ぶ。また、成績のよいグループに所属するだけで評価が高くなったり、評価分母の違いにより、同じような成績でも評価に差が出てしまう。 原資配分を均質化すれば優秀社員のモラル低下を起こし、傾斜配分を強めれば、中堅社員のモラル低下を招く。 現実に見えている部分は、このようなところでしょうか。 ”アリ”の集団では、10%ほどのエリート”アリ”とその他一般”アリ”に分類できるそうです。この集団から劣勢のアリを間引きしても、結局は優秀なアリのうちのいくつかが脱落して、もとの比率に戻るそうです。成果主義も”優秀アリ”だけの精鋭化を目的とするのは幻想と考えるべきものと考えます。 社員コストをどのように正しく評価するかという技術がいつの日か完成すれば、正直(インチキをしないという意味)かつ貢献した者が高い評価と見返りを得るという図式が成り立つであろうと思います。すると優秀な社員になるべく、社員モラルが向上し営業成績・品質の向上がなされるものと期待されます。(永遠の課題なのでしょうが。)

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その他の回答 (3)

  • kinco
  • ベストアンサー率34% (21/61)
回答No.4

生産性の悪い社員をきることができる ・経営者にとって<長所> ・きられる側にとって<短所> 生産性が悪いものと判断して社員をきることができる ・きる人を経営者がきめることができる<長所> ・経営者に好かれないと残れない<短所> つまり、成果所義は経営者の自由意志が関与しやすいシステムだと思います。

jaff
質問者

お礼

申し訳ありませんがまとめてお礼とさせていただきます。 成果主義というと効率的といった漠然とした考えしかなかったのですが、みなさんの返答を読んでいくうちに単に効率的というだけでなく、その細かな部分まで理解することができました。また短所についてはあまりこれといって思い浮かばなかったのですが、以外といろいろあることがよく分かりました。 どうもありがとうございました。

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  • noki2005
  • ベストアンサー率24% (19/77)
回答No.3

共産主義と資本主義ってありますよね。 共産主義社会では、給与が国によって定められ、その人が働こうが働くまいが、一律で、安定した給与をもらうことができます。その結果、共産主義社会では働くことに魅力を感じない人が増えてしまいます。 資本主義社会はこれと対極で、収入は完全に民間で定められ、労働者と雇用者がお互いに妥協した金額が給与となるわけですよね。そして労働者の収入を決定しているのはその会社の資本力というわけです。 資本主義経済では、企業レベルで言えば、大手、中小という言葉があるように、その成果によって利益が大きく分かれているわけです。 ところが、企業の中で、成功した部類に入る企業の中でも、こと自社内の給与形態は、終身雇用と年功序列。これは形を変えた企業内共産主義です。 もちろん、役職などに努力という成果が反映される場合もあるわけですが、その役職内ではやはり企業内共産主義。働いても働かなくても一緒です。まあ、企業の場合はリストラという伝家の宝刀がありますから、ある程度働いている振りをする必要はありますが。 ですが今、ことごとく破綻している企業が採用しているのがこの企業内共産主義です。公務員なんかもそうですよね。おかげさまで国家財政は大赤字です。 つまり成果主義っていうのは資本主義社会が目指す究極の形だと思うのです。役職などというまがい物で労働者の目をごまかすのではなく、給与という目に見える形で労働者の成果を評価する。 そのための仕組みづくりが一番大切だと思います。 ただ、はっきり行って成果主義に長所も短所もないと思います。今までの安定主義では企業は滅んで行くばかり。だとすれば成果主義の方が良い。しかし成果主義の中では働かない人間は貧しい生活しか送ることはできない。努力することのできる人間、もしくは要領のいい人間がその社会で成功する、ただそれだけのことだと思います。

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  • keroro001
  • ベストアンサー率23% (71/304)
回答No.1

長所:自分でやった成果次第で評価と報酬が決まる(努力が報われる)    年功序列に関係なく評価される 短所:全員が同一の仕事をしてるなら評価基準も確立できるが、まったく違う    作業をしている人や、単に成果だけで計れない部分(人望等)に関して、    評価基準があいまいになりがち。

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