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平均株価の意味って
日々、為替レートと一緒に平均株価がニュースで流れます。 為替レートはそれなりに重要な事項だと思うのですが、 平均株価それほど重要なものなのでしょうか? もちろん、平均株価の上がり、下がりで広い意味での経済状態を 把握できるかと思うのですが、大事なのは個々の銘柄の状況ではないですか? (そもそも平均株価とはその名の通り株価の平均ですよね? この認識が違っいたらすいません、、、) 今の認識だと【平均株価】なんて【日本の平均温度】程度の数値にしか思えませ ん。 なので、その報道の意味がわかりません。今日の日本の平均温度は 昨日と比べて2度高いでしょう、なんていわれても、、、 まったくそういった世界とは縁遠い生活をしていますので、 「ニュース」、「スポーツ」、「天気予報」、そして「為替、株価」の 一連のセット報道に違和感があります。
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- maria_sharapova
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ご質問の「平均株価」というのは「日経平均株価」のことを指しているのか、それとも「株式指標(株価指数、インデックス)」のことなのかが判然としませんので、まず、両者の違いからご説明します。 「株式指標」は、その国ごとに代表的なものがあります。例えば米国であればNYダウ平均やナスダック、ドイツはDIX、香港はハンセン指数で、日本では「日経平均株価」と「東証株価指数(TOPIX)」が有名ですが、実際は他にもあります。 つまり、「日経平均株価」は「株式指標」のうちの1つという関係になるわけです。まずこのことを念頭に置いておいて下さい。 では、「日経平均株価」についてご説明します。 これは一般的に巷で「平均株価」と言う場合、これのことを指しています。ですから質問者さんも日経平均株価のことを略して「平均株価」とおっしゃている可能性があります。 1949年以来、継続的にデータが発表され、当初は東京証券取引所(東証)が発表していましたが、現在は日本経済新聞社が集計、発表を行っています。 東証第1部に上場している株式のうち、225銘柄を選び、ダウ平均法と呼ばれる方法に基づいて算出した平均株価です。ですから別名「日経225」などと呼ばれたりもしています。算出に用いられる銘柄は定期的に見直しが行われています。 ダウ平均法は、株式分割などによる価値減少分(権利落ちとも呼ばれます)を理論的に求め、平均株価に上乗せして修正を繰り返していくものです。このため、日経平均株価は実は上場株式全体の株価平均(これを単純平均株価といいます)とは大きく乖離した数値になっています。但し指数ではなく平均株価なので、単位は円で表されます。 現在、東証第1部の上場銘柄数は約1,440ですが、日経平均株価に採用されているのは225銘柄に過ぎませんから、全体の約2割に過ぎず、また、採用銘柄の業種にも極端な偏りがあるという、サンプリング上の問題があります。例えば、採用数からいうと製造業の銘柄数が多く、サービス業の銘柄が少ない、ということがあります。 また、日経平均株価には、発行企業の資本金の大小を考慮せず、単純に1株当りの株価を平均した数値ですので、市場全体の相場を正しく反映していないという欠点が指摘されています。つまり、もともと発行済株式総数の小さい会社の株式や、浮動株(市場に流通し売買可能な株のことです。株式持合いが行われている株や、親会社が持っている子会社株、オーナー企業のオーナーが会社の支配権維持のために市場に回さない株などが除かれます)の少ない会社の株価が上下しても、株式市場全体に与える影響は本来小さいはずです。しかし、その株式が日経平均株価に採用されている銘柄ですと、日経平均株価は大きく上下してしまうため、市場の実勢と大きく異なる動きを見せることがあります。 このような指摘を受け、東証は一昨年から浮動株の小さな銘柄を外すように見直しを行っています。 また、株価の高い、いわゆる値がさ株は値動きが大きいため、値がさ株の株価変動に影響を受け易い、とされています。 これに対し、東証株価指数(TOPIX)は東証が集計、発表しているものです。東証第1部上場の全銘柄を指数化したもので、発行済株式総数の大小や浮動株の多寡が加味され、また、上場銘柄の全てが対象であるため、株式市場の動きを正確に反映しているとされています。発行済株式総数が大きな株(大型株)の株価が大きく変動する時は、日経平均株価に比べ、その影響が強く反映して大きく変動します。 1968年の時価総額を100とし、単位は円ではなくポイントで表されます。ただ、ポイントで表されているため、上下が分かりづらく、このため日経平均株価に比べればメジャーではありません。 このように両者には一長一短があります。ご質問のように 「大事なのは個々の銘柄の状況ではないですか?」というのは、例えば日経平均株価の変動と個々の銘柄の株価の変動とが必ずしも一致しないことがある、ということが起こり、これについてはまさにおっしゃる通りですが、その理由はすでに説明しましたので省略します。 ただ、例えばインデックス投信やETFのように、日経平均やTOPIXに連動しているものも現にありますので、一概に株式指標の算出、発表が意味がないとは言い切れません。
- oreryudaro
- ベストアンサー率11% (6/51)
平均株価とはマザーズ(東京本社)に上場してある代表株を225個選び出してその平均を取ったものです。 なので平均株価を見れば今、世界から見られている日本の価値などが分かりますよ。 高ければ高いほど景気がいいってことですね。
お礼
回答ありがとうございます。 やはり経済指針ということですね。
- at9_am
- ベストアンサー率40% (1540/3760)
平均株価は、多くの人が景気がこれからよくなると思えば上がりますから、景気の先行指標です。個々の銘柄の株価は、個々の企業の特殊事情(例えば特許を取得した、など)によって大きく影響を受けますが、平均にすれば殆どこのような影響を取り除くことができます。 したがって例えば10000円という数字は、この意味ではあまり意味がないのですが、必ず同時に発表される+○○円という数字には、これからの景気を占う大事な意味があります。 因みに私はスポーツには縁遠い生活をしていますから、スポーツニュースは飛ばしています。
お礼
少なからず我々の生活に関係があるというのは判ります。 また、スポーツや芸能、その他諸々のジャンルにおいて興味が無い方はいることも承知しております。 しかし現状各局が報道していると言う事はそれだけの必要 度、ニーズがあるからだと思うのです。(報道側、視聴者側の) 平均株価にはそれが当てはまらない気がしたのでご質問した訳です。 が、そもそも私がそういったものに縁遠いと思ってしまっているのが原因でしょうか。 株でも買えば身近に感じられますかね。
- ppg-2
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確かに為替相場ほど直接的に経済活動に結びついてはいません。 平均株価はいわゆる日経225やTOPIXに代表とされるインデックスで、投信の指標となっている場合が多いのですが、これら投信或いはそれに連動する動きをもったポートフォリオを保険や年金などの運用担当者(機関投資家)は保有しています。 よってインデックスのパフォーマンスが悪ければ、それと関連する商品で運用している年金や保険は、間接的ながら影響を受けます。よって全ての日本人に関係があるということです。
お礼
回答ありがとうございます。 自分には関係のないことと思ってしまうことがそもそも 違和感を感じる原因なのですかね。 せめて天気予報程度の影響度があって欲しいところです。
お礼
回答ありがとうございます。 貴重なお時間をかけ、丁寧なご説明ありがとうございます。 ご回答のように、経済指針を示す上では様々なものがあるようですね。(私も自分なりに調べてみました) ただ、どうしても漠然とした数値にしか感じられなくて、他の具体的なニュースの内容とはかけ離れている気がしたのです。しかしながら、その数値はそういった意味で報道されているとの事がわかりました。