1について
アメリカにとって一番良いのは、犯人(ラディン氏)を逮捕して裁判にかけることです。アフガニスタンで殺すのは次善の策です。
2について
今回のテロは、アメリカは「犯罪」ではなく「戦争」と定義しています。だから軍隊が出張ってるのでしょうが、どこの国でも警察に手におえない時は軍隊が出て行くことになっています。例えば、イギリス国内でIRAが行っているテロは「犯罪」です。IRAは「戦争」だとして逮捕された人に捕虜としての待遇を求めていますが、イギリス側は「犯罪」として刑務所に送り込んでいます。でも、IRAと戦っているのはイギリス軍です。日本でも「治安出動」といって、暴動が警察の手におえなくなったとき自衛隊が出動することになっています。前例はないけど。
3について
主権国家とはアフガニスタンのことですか?アフガニスタンは確かに国です。でも、パキスタン以外の国はタリバンを正当な政府と見なしていません。タリバンは自分のことを主権国家と思っているのでしょうが、世界はそうは思っていません。
4について
脅威はなくなっていません。でも、とりあえずラディンのほうをやっつけたいので、パキスタンと手を組んでいるのです。過去にもこんなことはありました。80年代のイラン・イラク戦争のとき、アメリカは憎いホメイニ師率いるイランを倒すため、フセイン大統領率いるイラクを応援していました。
5について
湾岸戦争に貢献したときと全く同じ理由だと思います。「みんながやるからやる」というもの。近所の人が赤い羽根の共同募金に協力するから、自分だけしないのは世間体が悪いのと変わらないと思います。当然、タリバンから見れば日本もれっきとした敵になるので、日本も攻撃対象になるでしょう。でも、そんな余力はないと思いますよ。
6について
アメリカはこういう時には軍事力行使以外の道を閉ざしてしまいます。湾岸戦争前のイラクに対する態度や第二次大戦前の日本に対する態度を見れば分かりますが、到底相手が受諾しそうもない要求を突き付けます。これはもうアメリカの伝統です。
7について
民主国家とは多数決で国の意志を決める国のことです。大多数の国が報復したがっているときに報復するのが民主国家です。この際、質問としては「暴力には暴力で答えるのが法治国家なのか」と問うべきでしょう。でも、先にも申しましたが、アメリカは今回のテロを「戦争」と定義しています。戦争には戦争で答えるのがアメリカです。(というか日本以外の殆どの国はそうです)
8について
これについては良く知りません。
お礼
ありがとうございます。 大きな事件ですから、影響も大きいみたいですね。 今後の動向から、目がはなせません。