金(ゴールド)で資産運用するのは危険だと思うのですが
金(ゴールド)で資産運用するのは危険だと思うのですが
私は投資で玉砕した者です。それでも経済情報などを漁ったりしています。そして最近気が付いたのはアメリカの為替取引時間帯にユーロが売られ、金(ゴールド)が変われているようだ、という事です。これについては先日、為替カテゴリーで質問させてもらいました。
頂いた回答では、ユーロ圏でも金(ゴールド)の現物が買われているとの事です。確かに金(ゴールド)には不変的価値があるとされ、先行き不透明なユーロを持つより金(ゴールド)を持ちたい気持ちも解るのですが.....
中国の富裕層の人達は金(ゴールド)を持つのが一つのステータスになっていると聞いた事があります。なので今は実需もあるのでしょう。しかし適正価格で売買されているのでしょうか?
商品先物市場では、2008年7月22日に金(ゴールド)1グラム3,363円の高値をつけましたが、9月15日にリーマン・ブラザーズが破綻すると、10月27日には2,104円の安値を記録するまで急落しました。普通に考えれば金(ゴールド)の価値が上がりそうなものですが。
これは円高になったのも一因でしょうが、投機マネーが動いたと思っています。商品先物取引では商品の値が下がれば儲かる「空売り」の取引があります。同じように原油価格が高騰し、日本でも燃料価格が高くなりニュースにもなりましたが、その後急落しました。これも投機マネーが動いたからと認識しています。
商品先物取引と外国為替証拠金取引(FX)は取引の仕方が似ています。アメリカの為替取引時間帯にユーロが売られ、金(ゴールド)が買われているのは、アメリカでは金(ゴールド)の現物を買っているのではなく、投機として買われているのではないかと考えます。金(ゴールド)は商品先物取引で扱われている「商品」だからです。
時々このサイトでも資産運用に金(ゴールド)の購入を勧める回答をみます。しかし10年ほど前までは1グラム1,000円ほどで取引されていた金(ゴールド)は現在3,600円にもなっています。これが適正価格といえるのでしょうか?