国会は、民主的に物事を決めるために、最終的には多数決で決定するが、それまでに公平で十分な議論を行うこととしています。
少数の野党は、政府に対して質問する権利を持っていますから、おかしいと思うことは、全国民の前で永久に議事録に残る形で問いただすことが出来ます。
その結果、政府が提出した法案が廃案になったり、修正を余儀なくされたりすることも当然あります。
ですから、多数決で負けるから出席しないと言う政党は今のところいません。
審議拒否は、多数決をやると負けるから・・・
ではありません。
自民党には郵政族議員がいるように、民主党には郵政の労組の族議員がいます。族議員でなくてもそれぞれの選挙区で郵政関連の職員に応援してもらっています。
郵政がなぜ選挙に強いのか?高齢者の年金の受け取りが郵便局である人が多いからです。
それで、できるだけ郵政民営化は反対したいが、自民党の族議員と一緒に反対運動をするのはイメージダウンになるから避けたい。という点があります。
もう一点は、民主党は一昔前の反対するだけの野党ではなく、政権が取れる野党を目指しています。
当然自民党と政策が近づいてきます。
すると、昔ながらの反対好きの支持者からは、弱腰と映ってしまいます。
審議拒否作戦は、一般の国民からは見放されない程度、左翼の支持者からはよくがんばったと言われる程度にしようと考えているわけです。
そこを与党に見透かされていますので、無視されているというのが現状です。
国家予算レベルの郵便貯金の利権を守るためですから、官僚も自民党の族議員も、民主党の労組に借りがある議員も必死です。
お礼
回答ありがとうございます >最終的には多数決で決定するが、それまでに公平で十分な議論を行うこととしています。 これは分かります。けど結局毎回話を聞くだけで議論になってないような気がしますよね(笑) なかなか詳しい回答助かります。勉強になりました!