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除菌殺菌抗菌

タイトルの3種類 どこがどの様に違うのか解りません。 おねがいします。

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noname#2787
noname#2787
回答No.4

わかりやすい順番に説明します。 殺菌とは文字通り菌を殺す作用で、細菌を根こそぎやっつける事です。例えば100個の細菌があったとして、0(ゼロ)ないしは検出されないくらいに減らすことです。 食品のは、中に細菌がいてはいけないので『殺菌』なのです。(医学生物学用語として厳密に規定されています。=滅菌) 一方、細菌を完全に無くすことは出来ないけれど、少しでも減らしてあったほうが安全という場合がありますよね。例えば、日常使う布巾やまな板、自分の手などです。この場合、(完璧ではないけれど)菌の数を減らしたと言うことで『除菌』という言葉を使うようです。(こういう意味としての『除菌』という用語は少なくとも医学用語にはありません。類似した言葉は『減菌』です。)本来の使用法である「ろ過による『除菌』」という言葉はごく限られた場面でしか用いなくなっているようですね。殺菌よりは菌数が残ることから援用したのでしょう。 また、菌の増殖という観点で考えた時、100個の細菌なら問題(有害で)なくとも10000個あると問題になる場合がありますよね。こういった『増殖』に対して抵抗性を示すものについて『抗菌』という言葉を使います。100個がほっておけば10000個になるはずのものを5000個にする作用でも広い意味では抗菌効果です。もちろん『殺菌』や『除菌』に含まれるような効果でも『抗菌』と広く含めて解釈している場合もあるようです。 医学では『抗菌剤…抗生物質以外で細菌に対する薬効のある薬剤一般』として使うこともありますが、ほとんどの場合、抗菌=静菌と考えます(論文などでは紛らわしいので「静菌作用」「殺菌作用」と分けて表記するものが多いです。静菌とは『細菌の増殖を防ぐ』ことで100個のものは100個のままということです)。

hirakawa
質問者

お礼

答えてくれた皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。 有難うございました。

その他の回答 (3)

  • UKIKUSA2
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回答No.3

<抗菌> 微生物の発生・育成・増殖を抑制することをいい,細菌のみを対象とする. <除菌> ある物質,または限られた空間より,濾過,あるいは洗浄などの手段で,含まれる微生物の数を減らし,清浄度を高めること. <殺菌> 微生物を死滅させることで,微生物の活性を失わせることである.場合により,殺カビ,殺ウィルス,殺芽胞などの語も用いられる. <滅菌> 病原性と非病原性を問わず,全ての微生物を死滅させるか,または完全に除去すること. <消毒> 病原微生物を化学的もしくは物理的な方法で殺すことであり,非病原菌の残存は容認される.ただし日和見感染病原菌はかつて非病原菌と考えられてきたが,現在の感染症を考える場合,このような古い考えは通用しない. 以上の用語の使い方は,細かい取り決めがあるようです.下記の本をご参考に.また,静菌は,抗菌との区別が不明確なこと,制菌は,除菌との区別が不明確なため現在は用語として使用されていないようです. (社)全国家庭電気製品公正取引協議会「菌などの抑制に関する用語基準,1997」 防菌防黴学会「防菌防黴ハンドブック,技報堂,1986」

noname#24736
noname#24736
回答No.2
  • kasikome
  • ベストアンサー率20% (15/72)
回答No.1

紛らわしいですねあの書き方は! 学術的解釈と製品イメージがあるので、よけい紛らわしいわ(^▽^笑) 除菌  本来は、濾過して微生物を除去することを指しますが、拡大解釈して生きた菌を減少させる薬剤の作用を表すことが多い。(日常製品はこの拡大解釈ね) 殺菌 殺菌は字そのまま微生物を殺す作用を言います。 方法に紫外線殺菌(歯医者さんにあるブルーの光を出す箱ね)、低温殺菌 60℃で30分加熱する方法。牛乳を処理するためパスツールが発明した方法。瞬間殺菌  120℃で数秒間加熱する方法。これらの方法が殺菌です。 抗菌 昔は抗生と同じ意味でした、微生物を殺したり発育を阻止したりする作用のこと。作用として静菌的、殺菌的があり。静菌的では最近を死滅させずに増殖を停止させるため、薬剤の作用が無くなればまた菌が増える。殺菌的は細菌を殺してしまうので、薬剤が作用しなくなっても菌は生き返らない。 が本来の定義です。昔習ったわ。(遠くを見つめる(^▽^)

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