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株でレバレッジを利かせるとは、具体的にどうゆうことでしょうか?
当方、ジム・ロジャーズを崇拝しており、彼の経歴を見ていると、度々、「レバレッジを利かせる」といった語句が出てきます。 確かに、簡単に言えば「テコの原理」ということなのでしょうが、株式において具体的にどの様にしておこなうのでしょうか? ちなみに、下記のサイトにも「レバレッジを利かせて暴れまくる。」とあります。 http://members.at.infoseek.co.jp/J_Coffee/retsuden7.html#rojer どうか具体的に教えて下さい。
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レバレッジをかけた投資手法(株式投資を含みます)とは、基本的には借入金と自己資本を原資とした投資を指します。このうち、借入金の占める割合の高い投資手法をレバレッジ倍率の高い株式投資と位置づけます。 例えば、100万円を元手(自己資本)として、100万円の借り入れを行い(貸してくれるかどうかは別問題です)、合計の200万円で投資を行えば、レバレッジ倍率が2倍の投資を行ったということになります。この倍率が高いほど、「レバレッジをきかせた」投資となるわけです。 個人投資家が行うレバレッジを行う手段としてもっともよく使われているのは信用取引です。信用取引口座を開設し、そこに証拠金と株式を入れると、それを担保(株式は時価評価に一定のディスカウントがある)として信用取引による株式の買付余力を与えてくれます。信用取引を認めている銘柄であれば、買い付けることができますし、本題とはそれますが、売りから入ることもできます。 ただし、制度信用取引の場合、6ヶ月以内に反対売買を行わないといけないという規則があるため、長期的な投資には不向きであると言えるかもしれません。 レバレッジをかけた投資において気をつけるべき点は、投資損益率がレバレッジの倍率を乗じて決まりますから、レバレッジなしの投資で10%の損失は、2倍レバレッジの投資では20%の損失となることです。もちろん、利益率も2倍になりますから、ハイリスク・ハイリターンの投資ということです。 さらに、信用取引の場合、担保となる株式の時価が下落した場合、レバレッジ倍率が上昇することが問題となります。最悪の場合、自己資本が0を割りこみ、債務超過ということもあるわけです。(もっともそうなる前に証券会社が強制的に取引を終了させますが)そうならないために、株式買付だけではなく、売り建て(いわゆる空売り)などの組み合わせが望ましいと言われています。 また、資金を調達する借り入れ利子(いわゆる日歩)も発生していますから、このことも把握しておく必要があります。(例えば松井証券では年利2.1%)
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「レバレッジを利かせる」というのは、ご存知の通りテコの原理のようにわずかの力で大きな作用を生み出すことを言います。 株式投資の世界では、信用取引・先物取引・オプション取引などが該当します。 これらの取引は一定の証拠金を基に、自己資金投資で可能だった額の、何倍もの建玉を持てますので、思惑通り動いた場合は自己資金で買った時よりも大きな利益を生み出せます。 もちろん思惑ハズレの場合は大きな損失を生みますが。 このような手法は本来リスクヘッジの目的から生まれたものですが、投機(スペキュレーション)目的や、裁定(アービトラージ)目的など、いろいろ使われます。
お礼
なるほど。 なんとなく、今までぼやけていたものが、鮮明になってきました。 ありがとうございます。
補足
こうやって具体例を記載していただくと、非常に分かりやすいです。 ありがとうございます。 ちなみに、こんな質問はぶしつけかもしれませんが、 世の勝ち組投資家と言われる人達の中で、信用取引などを使わず、現物取引?のみで資産を増やされた方は見えるのでしょうか? あるいは、皆様、やはり信用取引などを駆使して、資産を増やされたのでしょうか?