まず蜜を吸う昆虫の多くは紫外線が可視範囲です。蛇は赤外線を可視範囲とするものが多いですね。
おそらくですが、まず大気の窓との関係があります。一般的に波長の短い電磁波は減衰が激しいのですが、長いものでもミリ波とか一部の赤外線などでは大気吸収が大きく不適な周波数帯があります。
また波長が長くなると解像度が低くなります。もちろん目の瞳を大きくすれば解像度を上げることができますが、馬鹿でかい生物になってしまいます。
それと基本的に一部の生物をのぞいて、パッシブのシステムですから、光源は自然界に存在するものになります。背景に隠れて見えなくても困りますから地面放射の影響は受けたくないですね。
あとは上記の条件と合わせて、その生物が捕食や交配
のため、どれくらいの距離まで監視する必要があるかと、移動速度が関係するでしょう。
もしすごく速く、音速なみの速度で移動する生物がいたとすると、きっと可視光線だけでは物に衝突してしまいます。赤外線の目を持った生物になるかもしれません。あるいは自ら電磁波を放射するかもしれませんね。しかし捕食するのには細かいものまで見えなければいけませんから、巨大な目を持つか、もっと短波長の目をもう一つ必要とするかもしれませんよ。
逆に細菌とかウイルスが目を持つためには、きっと光線ではなく電子線の目が必要になりますね。