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遅延検波とフェージング
通信の分野なのですが質問です。 遅延検波ではなぜフェージングに強いのでしょうか? 参考資料など読みましたがあまり詳しく書いてませんでした。 よろしくお願いいたします。
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私も興味が有って調べてみました。 位相変調の場合、同期検波と遅延検波があります。 一般的には同期検波の方が性能が良いのですが、 移動通信時のマルチパスによるフェージングに関しては、 遅延検波の方が強いそうです。 理由は移動体のマルチパスによるフェージングでは 搬送波の位相の反転(正相になったり逆相になったり変化する)が頻繁に起きるため 同期検波では基準位相信号の復元が困難になり、 一方遅延検波では基準位相信号を使わないのでその影響を受けにくいそうです。 (参考URL) レイリーフェージングやマルチパス、移動体通信で検索すると色々出てきますが 難しくて分かりませんでした。 以下私の勝手な解釈です。 ある周期で受信波の位相の逆転が起こるとすると、 同期検波では逆転の起こっている間誤って受信し続けるが、 遅延検波では逆転、正転の変化の瞬間のみ誤って受信するのだと思います。 これに強力な誤り訂正符号を組み合わせれば遅延検波の方が圧倒的に有利だと思うのですが。 当然送信側は受信側の受信方式を考慮した送信方式をとっています。 同期検波では基準信号に対する位相で1,0を表現します。 遅延検波では前のビットとの位相差で1,0を表現します。 同期検波では絶対的変調、遅延検波では相対的変調ということになります。
お礼
大変わかりやすいご回答ありがとうございました! だいぶ理解できたと思います。 本当にありがとうございました。