- ベストアンサー
炭化物?
英語の論文を読んでいたら 「M2SC-type sulphocarbide」 というものが出てきました。 「M2SC」の2はH2O(水)の2のような下付きです。 「carbide」と付くくらいなので炭化物の一種だと 思うのですが、英和辞典や英英辞典で検索しても わかりませんでした。 「M2SC-type」とはどんなものなのか、「sulphocarbide」は日本語では何という意味なのか教えてください。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ご質問の答はわかりませんが、二、三の推量を書きます。 >M2SC-type 2が下付きということなので化学式でしょう。また、sulphocarbideのsulph-は硫黄を表わす語幹、carb-は炭素を表わす語幹なので、Sは硫黄、Cは炭素でしょう。Mは一般に金属原子を表わします。したがって、M2SCとは、何かの金属原子と硫黄原子と炭素原子が、2:1:1の比で結合した物質を表わしていると思われます。 >sulphocarbide Googleでこの語を検索すると2件あり、どちらも合金関係の論文でした。化学で一般的な語が2件しか出ないというのは考えにくいので、一般的な語ではないのでしょう。 ということで、炭素と硫黄をひっくり返して carbosulfide とすると89件出てきました。この語のほうが一般的なようです。自信はありませんが、sulphocarbide = carbosulfide と思われます。 carbosulphideという綴りでも15件出ます。 >日本語では何という意味 carbosulfideを日本語限定で検索すると、 http://www.tohokusteel.com/07_pbfreekm/newpage2.htm 「炭硫化物」となっています。そこで「炭硫化物」で検索すると、 http://www.daido.co.jp/release/re01/re010306.html この記事が出てきました。この記事中にチタン炭硫化物 Ti4C2S2 が登場しますが、これは金属原子:硫黄原子:炭素原子=2:1:1 ですから、「M2SC-type」に当てはまります。 記事を読むと、チタン炭硫化物というのは単品の添加剤ではなくて、ステンレス鋼に硫黄とチタンを添加すると合金の内部で生成される物質のように思えます。そして、この物質が、ステンレスの被切削性を向上させるということのようです。
お礼
回答ありがとうございます。 大変参考になりました。 読んでいた論文も材料関係のものなので、shkwtaさんのおっしゃるような意味で合っていると思います。 論文にも参考URLのようにチタンがでできますし。 ありがとうございました。