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変形性頚椎症の手術適応基準
変形性頚椎症に対して、保存療法でいくか手術をするかの基準が有りましたら、お教え下さい。 また、変形性頚椎症の病期分類のようなものはあるのでしょうか? 整形外科関係の書籍もいくつか調べてみたんですが、はっきりと病期(ステージ?)の分類をしているものを見つけられませんでした。 私は理学療法士です。 勉強の糸口になるようなアドバイスでも結構ですので、よろしくお願いいたします。
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変形性脊椎症には病期分類は無いと思います。しかし、この病気が進行し「頚椎症性脊髄症」などの神経学的異常が出現した場合は「JOA score」を用いて(これも病期分類ではありませんが)この疾患の程度を判断します。つまり「変形性頚椎症」は、頚椎の加齢的変化をレントゲンなどで確認できる病態の名称にすぎません。ですから加療を行ったとしてもこの頚椎の変化は変わることはありません。しかし、これによる疼痛はもちろん出現することが多いので、その場合は消炎鎮痛剤、外用剤、リハビリを施行し保存的に加療を行います。変化が徐々に増悪し、先ほど述べた「神経学的異常」が認められ、ADL障害まで出現してくることがあれば十分なインフォームド・コンセントを行った上で(手術自体のリスク、手術をすればどこまで回復するか、術後のリハビリなどの説明をする)手術を考慮します。簡単な説明ですが御参考になれば幸いです。
お礼
himero さん、丁寧なお答えをありがとうございます。 骨(または関節)の変形と、痛みや運動麻痺などの臨床症状は必ずしも一致しないことをよく経験します。「JOA score」では骨変形の程度を段階づけているのでしょうか? この辺の資料を集めてもっと勉強してみます。 さらにアドバイスございましたら、よろしくお願いいたします。 どうもありがとうございました。