民間は知りませんが、自衛隊でも結構ハードですね。そもそもパイロットになれる(ウイングマークをもらう)人数は決まっていて、はじめからエルミネートと言って落とす分が決まっています。ピンクカードを2回もらうと失格で、他の仕事に移ります。
なってからも定期的に航空適正検査を受けるようですね。また年間飛行時間も決まっていますから、その時間を飛行しないと、再度、資格を得なければならないそうです。
仕事そのものは、直接は知りませんが、空中戦では加速度もかかり、息をするのも大変だそうです。下手をするとブラックアウトといって意識を失いそのまま回復しなければ墜落します。そのような状況下、重いヘルメットをかぶりつつ首を回して先に相手を発見し、多くのスイッチ類や計器を見ながら瞬時に判断をしなければなりません。低空を高速で飛行する訓練もあり、ちょっとヘマをやれば海面に激突します。それに夜間では平衡感覚がおかしくなるパーティゴという状況になり地上に激突することもあります。
またヘリのパイロットも暗闇の中を長時間飛行するなど精神的にも厳しいようですね。下手をすれば山に激突します。警察や消防や海上保安庁が飛べないような状況の時に飛ぶのが任務ですから危険な仕事です。
特に単座機では、トラブルは一人で解決しなくてはなりません。脱出してもすぐに救助が来るとも限りませんから、サバイバル訓練もやっています。北海道の千歳川に真冬に一人用ゴムボートにのって揺らされたり、水をかけられたりしてますよ。
採用年齢は20代前半まででしょう。詳しくは地方連絡部に聞いてみてください。飛行学生、防衛大、一般大学からの採用と3種類あります。
お礼
みなさんありがとうございました。専門職はやっぱり大変ですね。