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イラストレーターのオーバープリントブラックについて
イラストレーターでちまちま仕事をしているものです。クライアントからオーバープリントブラックをかけてください、と言われました。オーバープリントブラックにはどういう意味があるのでしょうか。素人な質問ですが、どなたか教えてください。
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オーバープリントブラックとはそのままの意味でブラックを上に乗せるということです。 一般的にカラーで印刷するときにはCMYKという各色ごとに版というものを作ります。 その版を順番に刷っていくことで印刷物ができるんですがたとえばシアンの色の上に黒で文字が書かれていたとします。 このときオーバープリントブラックをしていない場合、シアンの版には黒で文字が書かれた部分は何も印刷しないように文字の部分が抜けて版ができます。 この版で刷った場合、もしずれてしまうとシアンの部分と黒の文字の間に紙の色がでてしまい不恰好になってしまいます。 それを防ぐためにシアンの版を作るときに黒の文字部分を抜かないで版を作り、黒い文字を上から刷るようにします。これがオーバープリントブラックです。 文章ではわかりづらいかもしれません^^; 図で書けばわかりやすいと思いますが・・・。 印刷でずれなければかけなくても問題はないのですが万が一ということでかけといたほうが安全ですね。
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- yo-ya
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>抜きあわせがデフォルトになっているということは、Yの上にスミの文字がのっかっていると、その部分は白く抜けているということですよね。それってどうやったら確認できますか? 分版して印刷してみれば、一目瞭然です。
- ororonchou
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一般のオフセット印刷には「ヌキあわせ」という技法があります。 たとえばY(イエロー)100パーセントの地色の上に、C(シアン)100パーセントで文字を乗せたいとします。でも、そのままのっけるとY100+C100で緑色の文字になってしまいますよね? これを防ぐために地色にあらかじめ文字の形でY100がのらない部分をつくり、その上にぴったりとC100の文字を重ねます。これが「ヌキあわせ」です。 でも、Bk(ブラック)100パーセントは全ての色を殺すので、わざわざ地色を抜いてから重ねる、という作業を普通はしません。そのまま重ねます。 これは「スミのせ」と呼ばれます。Bk100の文字を「ヌキあわせ」で乗せてしまうと、印刷時に版ズレが生じたときに地色と文字とのあいだに白いすきまが生じて、非常に見栄えが悪くなってしまうのです。 版ズレしなきゃいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、印刷現場ではよっぽど目立つものでない限りは誤差の範疇と考えられていますので、逆にBk100の文字をヌキあわせでのせる方がシロウトだと言われるのがオチです。 Illustratorの設定では「ヌキあわせ」がデフォルトになっていますので、Bk100を「スミのせ」にしたい時はその設定をしてあげなければいけないのです。それが「オーバーブラックプリント」です。
補足
抜きあわせがデフォルトになっているということは、Yの上にスミの文字がのっかっていると、その部分は白く抜けているということですよね。それってどうやったら確認できますか?
- yo-ya
- ベストアンサー率24% (100/415)
いわゆる、ヌキ、ノセです。 例えばマゼンタ100%の部分があって、そこに半分だけかぶるようにスミ(黒100%)があったとします。 これにオーバープリントをかけると、マゼンタとかさなった部分が印刷では、黒が濃くなり、同じ黒なのに部分的に濃い黒と普通の黒が存在することになります。 なので、色が中途半端にかぶる部分は、オーバープリントをかけない。 逆に、マゼンタ一面の場所にスミで文字があったとして、それにオーバープリントをかけない場合、それは抜きとなって、そのマゼンタと重なっているスミの部分に関して、地のマゼンタはなくなります。これを印刷した場合、ちょっとしたズレがおきた場合、白いふちが発生してし、同時に文字のふちのスミが濃くなったりすることがあります。いわゆる版ズレの状態です。 なのでそういう場合、つまり抜いてしまって、版ズレが起きてしまってはこまる場合は、常にオーバープリントをかけるというわけです。 たとえばマゼンタ0から100の地に対して、墨のゴシック系の太い文字がのった場合、抜きにしたほうがいいケースが、僕自身は多いです。文字のスミの濃さが、場所によって変わってしまうからです。けれど、絶対に版ズレはこまる、というときは、やはりオーバープリントをかけます。 あくまで僕のいる会社では、ですが。
補足
版ずれを防ぐために、オーバープリントブラックをかけて、そのことをヌキというのですね。
補足
ん、オーバープリントブラックをかけない場合、抜きになるんですね。さっきの方の補足は間違えてしまいました。