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オーバープリント
マックOS9.0でイラストレーター8.0で 広告を作成しています。 オーバープリントの設定は 今までしたことありませんでしたが ブラック100の時はするようにと 良く参考資料にありますが 今までどおり設定しなくても 大丈夫でしょうか。
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こんにちは。 ご質問のオーバープリントですが、llustratorの場合初期設定では一番上のカラーがその下の領域をノックアウト(抜き合わせ)するようになっています。つまりK100%の指定したオブジェクトは全てノックアウトされます。 参考資料に「K100%の場合オーバープリントの指定をする様に」と書いて有るのは勿論間違いではありませんが、これはあくまでllustratorでCMYKの分版出力する場合の話です。実際プリプレスの現場ではllustratorで分版出力する事はあまりありません。入稿したllustratorデータはQuarkXPressに代表されるレイアウトソフトに貼り込まれ分版出力されます。 その場合出力ソフト(レイアウトソフト)のオーバープリント設定が優先されます。日本のプリプレスはアナログ製版の時代から、特に指示が無い場合スミ100%はノセ(オーバープリント)と言うのが常識で、DTPが普及した現在もレイアウトソフトやRIPにはこの考え方が引き継がれてされています。 QuarkXPressの場合95%以上のブラックはオーバープリントされます。ですからllustrator上で全てのK100%のオブジェクトにオーバープリントを設定する必要はありません。 モノクロ印刷は版が1つしか有りませんから版ズレはしませんが、カラー印刷の場合4版あり版ズレ防止の為こういった設定がされています。 ここで問題になるのがK100%のオブジェクトの下に他の色を配したオブジェクトがある場合です。出力環境によってはオーバープリントが掛かり黒が黒くならない場合があります。小さな文字は色の変化が解らないので問題ありませんがタイトルや大きな図形などはK100%にCMYいずれか1色を数%混ぜる事で回避できます。(K100%のオブジェクトの下に白を敷く、K99%等で対応してる方もいるようです) 但しIllustratorから分版出力したりEPSを直接印刷できるオンデマンド印刷の様な場合は#1の方もおっしゃているように設定すべきです。 いずれにしても入稿先に出力環境を確認するのがベストです。 また前の質問のカラー印刷の注意点で色に関して私が普段気に掛けている事を数点。 ※10ポイント以下の文字は3色以上の掛け合わせは極力しない(版ズレ防止の為) ※4色の掛け合わせは極力しない(4色使わなくてもかなりの色が再現できますし版ズレ防止になります) ※K100%以外のオブジェクトが重なり合う場合トラップを掛ける(版ズレ防止の為) ※小数点を含む色指定はしない(現状の出力環境では58.2%等と指定してもそのサイズの網点は再現されません) ※広範囲なK100%の場合リッチブラックにする(Cを20%混ぜる・黒が真っ黒になります) ※これは感覚の問題ですが1ページで使用する色数は5~6色迄(デザイン上の訴求ポイントが散漫になります。パチンコ屋等の広告なら話は別ですが) ※黄色と青以外の補色は極力使わない(ハレーションを起こして見づらくなります) またIllustratorとPhotoshopのカラー設定を統一する事をお勧めします。両者ともファイルメニューにあります。両ソフトウェア間でのカラー環境が統一されます。 といった所です。頑張ってください。
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- taka302
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結構忘れがちですが、やはり必要です。 一見、仕上がりはさほど変わらないかもしれませんが、 困るのは、たとえば色校が出た後でスミ文字に変更があった場合など 地色が抜かれているとスミ版以外の版も直さなければならなくなります。 印刷会社のほうでデーターをチェックしてフォローしてくれる場合もありますが、 やはりデザイナーがちゃんとしたデータを作るよう心掛けるべきでしょう。
お礼
ありがとうございました。 データーはちゃんとやらないとだめですよね。
お礼
ありがとうございました。 とてもわかりやすかったです。 またいろいろなアドバイスも 大変参考になりました。 早速、そのようにやります。