法人用の銀行口座の支店の選び方について

質問

このたび、独立して、起業準備を行っているものです。

法人用の銀行口座の開設支店について教えてください。

記憶が定かではありませんが、以前どこかで、

「個人としての付き合いが長い銀行・支店で、法人口座を開設した方が有利である」

といった感じの内容を見た覚えがあります。
これって本当でしょうか。

公共料金の引き落とし・家賃の引き落としなどなど、個人として付き合いの長い都銀の支店がありますが、自宅からはちょっと遠いため、法人としては、自宅近くの同銀行・別の支店で、法人口座を開設しようかとも思っています。

アドバイスよろしくお願いします。

回答No.1

noname#58431 · ベストアンサー

まず、設立のため出資払込金の取扱いを受託してくれるかどうかの事前相談をするのが先でしょう。
特に最近は、なかなか受託しない傾向が強くなってきていると聞きます。

銀行にとっては「単に株式会社や有限会社の設立払込金を預かり、保管証明を発行する」という単純作業ではないためです。万一見せ金であった場合の商法上の責任、設立後資本金を預金口座を作成し入金処理します。その後出資者の一人が取引協力として大口の預金をし、当座取引を迫られる。当座取引開始するや多くの手形用紙の請求をする。その結果、数ヶ月で不渡り・取引停止処分。未回収手形に見知らぬ会社名の振り出し印が押され、回収不能交付済み手形がヤミで売買され詐欺に使われるケースも珍しくありません。ローカル銀行や信金より都銀が狙われる確率が高いです。

また、数ヶ月でその法人が売却され、その後商号・本店・役員変更により全く別の事業（貸金業）やピンク産業に入れ替わる。商法に基づく変更登記をされると、同一法人ですから取引の拒絶ができない。

こうしたリスクを負うので、身元や素性の明確な方、また深い取引先の紹介のある方でないと引き受けないのが実態です。なお、上記の例は、前職の銀行員時代に経験した保管証明発行に絡むトラブルです。

お礼

前職銀行員の方のご意見大変参考になりました。
ありがとうございました。

出資金の払込は、銀行にとっては、単にお金を預かるだけではないのですね。

その上で、法人口座を開いて、取引を円滑に始めるためには、個人としての信用力（個人としての取引実績）が参考にされるというった感じでしょうか。

これは、支店が同じでも、違っていも、関係のない話となるようですね。

回答No.3

hamu

最初の法人口座は一旦払い込まれた資本金を移す形で開くと思いますが、一番の回答者の方が書いているように、まず資本金の払込みを受けてもらうのに、特に都市銀行は発起人の口座がある銀行の同一支店でないと難しいと設立支援の専門家からアドバイスをもらった事があります。地銀などでは比較的可能なようです。

ただ私の場合には、他支店で受け付けてもらえましたので、ケースバイケースだと思います。

いずれにせよ、その銀行のその支店の法人営業の方に会いに行って相談するのが良いかと思います。支店によってかなり対応が違うようで、そこで断られたらどのみち駄目な訳ですし。

お礼

ありがとうございます。
確かに支店によっても、対応が違いました。
おっしゃるように、直接支店へ行って、相談するのが一番ですね。

回答No.2

JackSparrow

これは本当であり、また信憑性の無いものでもあります。確かに、長年何らかの形で取引がある場合は、それ相当の信用度がありますので、法人口座を作るのは簡単でしょう。ただし、法人口座を作って、収益が上手く向上しない場合には大手銀行の場合門前払いまではないですが、対応が悪くなるのは確実でしょう・・・。

東京スター銀行は簡単に法人口座開設ができるようです。

お礼

アドバイスありがとうございました。
「これは本当であり、また信憑性の無いものでもあります。」という部分が物語っているようですね。

法人口座の開設時点では、会社実績がないため、代表の信用度（＝会社の信用度）を測る尺度として、代表個人の取引実績が参考にされることがある、といった感じでしょうか。

そして、会社設立後は、当然個人の実績よりも、会社の実績・収益（決算書）によって、銀行側の対応が変わってくる、といったところでしょうか。

ありがとうございました。