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以前、(9月7日)に他の方から質問がありました”宿便”の件で。
タイトルに書きました通り、宿便に付いての質問が一般の方からありまして、みなさんご回答をしていましたが、”宿便はみなさん一貫して”ない”とお答えしておりましたが、”宿便”はちゃんと存在します。大腸内(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸)と大腸は構成されておりますが、その結腸の中で”憩室”と云う物が出来る方がおります。 この”憩室”と云うのは”ポリープ”のいわば”反対”のもので大腸内にくぼみが出来る症状です。 その中に便が溜まってしまうと通常の排便だけでは憩室内の便が上手く排出されず、長い間、停滞する便で腸壁に炎症が発症し、出血、や痛みが発生します。 下手をすると、腸壁に穿孔が起こり腹膜内に漏れた腸液等で腹膜炎等、合併症が発生する可能性があります。 これは内視鏡や、注腸などでも確認は容易に判ります。 私は外科医をしており、勤務病院の内視鏡認定医でもあります。 どなたか、この内容で”でも、やっぱり宿便はない!” と思う方がおりましたら、ご回答下さい。
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お礼
kotokoさま、ありがとうございます。 一般の方からこのような回答が得られて嬉しく思います。 私は医者として”医学的根拠”があり、絶対の自信がありますが、前回の回答の方々は皆さん”一般”の方でしたよね・・。 噂や変な報道、雑誌などのいい加減さな情報がこのような ”間違った常識”を作っているのですね。 憩室は無くなりませんが、憩室内に便が溜まらない様に気を付ける為の”食生活”を改善する事によって”宿便”は解消されるでしょうし、食べ物に関して、みなさん関心をもう少し持っていただけるのでは・・・と思います。 最初に質問をされた方がこの内容を読んで頂けたら、いいんですが・・・。 本当にありがとうございます! もし、何か医学的な事で質問がありましたら、ご質問して下さいね。 出来る限り回答をしたいと思います。