なるほど・・
そのスタンスですか?
・・ということであれば,私個人としての思いは基本的にあなたに同じです。
(質問の答えはある程度あなた自身も持っているのですね・・)
日本という国はどこかで,その進むべき道を誤ってしまったのだと強く思う一人です。
しかし!
この課題(あえて課題と言わせていただきます)とあなたの出している(と思われる)現時点の結論には時間的な無理があります
特に中山間地域の件・・あなたの言っている事は机上論です。
なるほど,しかしそれは受入体制があって初めて可能な事なのではないのですか?
それだけの受入態勢のある地区が全国でどれだけあるというのですか?
今すぐ地方自治体に交付金を出し受入態勢を整えるよう指示をして整うまでどれだけ待てば良いのですか?
しかもそこへ行って何をやれと言われるのでしょうか,農業ですか,林業ですか,観光業ですか,今流行の炭焼きでもしますか?・・でその収入は?家族は養えるのですか??食えるのですか?
冗談ではないです!!
何故これだけ私が強く言うかと申せば,私自身が『中山間地域』の人間だからです。
元は専業農家です。現実問題,農業収入では子供は大学どころか高校もままならいのが実態です,
しかも,その程度の農業が出来ないから人が減って行く「中山間地域」なのです。
自分の子供にそれだけの負担を負わせる事をあなたは“よし”としますか?・・私には絶対に出来ません。子供の夢を奪う事は決して親として妥協をしてはいけない事だと思ってますから・・・
先の国会の中でも今後20年をかけ,中山間地域を活性化させ,農業自給率を50%近くまで回復させるなどの意見もありますが,理想は良いですが実際行われている事はかなりのナンセンスです,(この交付金がどの様に利用されようとしているか御存知ですか?笑ってしまいます・・)
おまけに時間の読みが甘すぎます。
現在の里山の荒廃をどうするかの論議ばかりで,「何故そうなったのか」の部分が完全に欠如しています。
確かに「食べられれば生活できる」です。しかし今の生活を捨て,短時間でそのような生活に及び生活レベルにチェンジできる方は「若い夫婦」「扶養義務のない独身者」もしくは「既に経済的な裏付けのある人」以外は現実問題不可能でしょう。
この施策は1歩間違えると,現在よりはるかにひどい経済的な弱者と強者を生むいわゆる社会的な差別を生む要素を持っています。
先にも言った通り,私は基本部分であなたに同じです。
本来人間とはもっと,自然と共に生き,生み育み・・そして,自然の中に学び遊び・・太陽と風に感謝し暮らす・・その様なものだと思ってます。
そして,そうなりたいです・・
現実的にはそれは,こと日本の中において今すぐには無理な話です。
家族が不安なく暮らせる社会とは?
争いのない社会とは?
環境保護とは?
こんな事をもう10年以上考えて未だに自分として結論に至ってません。
子供が出来てからは更に考えさせられることが増える一方です。
自分自身,社会的弱者や発展途上国の貧困の上に成り立つ経済成長と言うものに昔から疑問を持ってます。
『何』が必要なのかを『皆』が考えなくてはいけない時期にきているのだと思ってます。
本来結論的な事を申すべきなのでしょうが,私自身がまだ結論に至っておらずこのような自分の考えのみを言う場になってしまったみたいで恐縮しています。
あなたの考えを更に先へ進めてください,なにかまた違う物がみえてくるやもしれません。そう言う意味で期待をいたします。
途中,文章がきつい表現になった事をお許し下さい。
又何かの機会に・・・
失礼します。
お礼
なるほど。