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ライブドアとニッポン放送の問題、なぜここまでこじれた??

何かわかりやすい質問でごめんなさい・・・。ライブドア優勢かと思われたら、ソフトバンクは出てくるし・・・。何でこんなになっちゃったんでしょうかね・・・・。

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回答No.1

法人営業の銀行員です。以下は、主に日経新聞紙面からの情報をベースに、小生のM&Aに関する多少の知識からの私見で問題点を挙げました。 (1)創業者一族が所有する株のからみで、ニッポン放送とフジテレビの資本関係と企業規模(時価総額)が逆転している状況であった。つまりフジテレビの大株主であるニッポン放送の時価総額が小さいために、ニッポン放送を買収すれば、グループの中核企業であるフジテレビを間接的に支配できるというスキを作ってしまっていた点。(なお、外資は規制ありますのでメディアの買収はできません。国内企業では、まさか敵対的買収を仕掛けてくる企業はないだろうと思っていたのかも) (2)そのスキを狙って、ライブドアがTOB(株式公開買付)の形をとらずに、当時の証券取引法の抜け穴とも言える市場内取引の立会外取引=完全に敵対的と言い難い(敵対的と言える明確な理由や根拠がない)方法で、ニッポン放送の株を大量に取得した点。(事前交渉のないTOBであれば、敵対的という意思が明確であり、ライブドアが大量にニッポン放送の株を取得できなかった可能性あり)また、ライブドアが、ニッポン放送らに対して、まずは業務提携を打診するなど、事前交渉を詰めなかった点も問題と思います。 (3)まとめると、フジサンケイグループが証券市場のルールを甘く見ていた(かつての株式持合い主流の日本証券市場ではライブドアのような会社皆無であった)点と、ライブドアが、証券市場のルールは一応守っているものの、結果を急ぐあまりに、想定されうるリスク(フジサンケイグループの反応・反発)をこれまた甘く見ていた(もしかすると堀江社長の予想範囲内かもしれませんが)点が問題だと思います。 なお、フジ側がソフトバンクインベストメント(SBI)に貸株したのは、同社にホワイトナイト(白馬の騎士,M&A用語で友好的な買収者)的な存在となってもらい、ライブドアにあくまでも対抗しようという理由からだと思います。なお、SBIは投資会社であり、乱暴な表現ですが、事業会社(の株)を安く買い、高く売ること=キャピタルゲインを得ることを本業としています。同社CEOの北尾吉孝氏は、業界では豪腕で知られています。フジ側は、今回の件について、SBIの加勢によって一気に打破しようという目論見ではないでしょうか。

rty
質問者

お礼

お礼が遅くなってすみません。詳しい回答をありがとうございました。

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