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竹島問題と日韓の歴史について
現在話題となっている竹島問題、二カ国の友好にも影響が少しはありそうですが、歴史的・政治的背景に詳しい方、なぜこんなにも二カ国間で争っているのか教えてください。今後の方向性なども知りたいです。
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日韓の問題は中国を軸にして考える必要があります。 東アジア地域では歴史的に中国が文明の進んだ超大国として存在し、対等の国というものを認めず、周辺諸国には中国の臣下になって中国皇帝より王として封じられ、朝貢する形でのお付き合い(貿易その他)を求められてきました。 日本も朝鮮もそうした方針の中で、中国から「朝鮮王」「日本国王」として封じられて中国と付き合ってきましたが、日本と朝鮮はライバル関係としてお互いを意識してきました。 しかしながら長い歴史の中には中国が周辺諸国を飲み込もうとした時期もあり、そういった時代は朝鮮は日本にとっても傘として侵略を防いでくれましたし、逆に日本が中国をけん制することにより朝鮮の独立が保たれてきましたので、常に日本・朝鮮・中国は微妙な関係にあります。 竹島ですが、近くにある「鬱陵島」と密接な関係にあります。 この島は元々朝鮮が支配してましたが、李氏朝鮮(1392年~)はこの島を無人島としました。 これには倭寇(海賊)の問題や沿岸住民が税金逃れに島に渡ることが多く、それを防ぐためとも言われております。 そうした中、17世紀に米子の大谷甚吉という船乗りがこの島に漂着、無人島であったので幕府に申請してその後78年間に渡り、島に家を建てて漁業基地としました。 鬱陵島の手前にある竹島も米子からの中継地として、大谷家と同士の市村家が支配する島になってます。 そして1905年、明治政府は竹島を島根県に編入し、日本領となりました。 現在問題になってるのは1693年に「安龍福拉致事件」というのが起きます。 鬱陵島で漁をしていた大谷家の漁師が安龍福らがやってきたのを捕らえ、領海侵犯として藩に突き出します。 報告を受けた幕府は朝鮮と話し合いを持ち、朝鮮側からは鬱陵島から手を引くように幕府に申し入れがなされ、 幕府は島への渡航を禁じました。 ところがこの時は竹島に関しては朝鮮側に認識がなく(存在も知らない)、日本側も当然これは日本領として処理されました。 これで一件落着したのですが、幕府が決定を朝鮮側に伝える前に安龍福が対馬に密航し、強制送還された時、朝鮮の国内法では死刑なので罪を免れるために竹島を朝鮮領とするために渡り、日本側もそれを認めたとうその供述をしたため、今回のようにこじれる元となりました。
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- yujit84
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韓国が竹島に関心を抱いたのは、そう歴史のあることでなく1952年の「李承晩ライン」からですが、当時の背景として日本に比べ遅れていた韓国の漁業関係者の為に海洋資源を確保するのが目的だったそうです。 (もちろん、日本としても竹島の陸地部分なんて何の興味もないでしょう。) 単なる漁業権の争いのはずがこんなこじれる問題になってしまったのは竹島の不法統治を確固とするために、 ・反日感情に訴えて韓国民の支持を得ようとしたこと ・歴史問題を持ち出すことで負い目のある日本に強い態度をとらせないと韓国側が働きかけたせいです。 (ちょうど日本が竹島を島根に編入した1905年が、 韓国が日本の保護国となる第2次日韓協約締結の年であることにより、「竹島が日本の韓国支配への原点」の象徴として一般的に捉えられている) そのため、韓国がこの問題で引くことは無いと思います。問題が沈静化する現実的な選択として、1999年に「竹島周辺には排他的経済水域を設けず、両国が共同管理する暫定水域」と日韓漁業協定で決めた通りに、韓国側が日本漁民の竹島周辺での漁業権を保障することが大切だと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 yujit84さんはとても詳しいのですね。 参考にさせて頂きます。
- SCNK
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国際法違反の李承晩ラインを一方的に、南鮮が引いて、日本船舶を拿捕するなどの違反をやっていたからです。そのラインの南鮮側に竹島を勝手に入れたのです。公海を一方的に自国の支配下に入れるのは違法行為です。 領有については、先取などの法理もありますが、一番、効果があるのが実効支配です。南鮮が違法であっても、実効支配している以上、このままだと竹島を奪取されてしまいます。 日本政府が唯一、やってきたことといえば時効が成立しないよう領有権を時々主張することと、国際司法裁判所に提訴することぐらいです。もちろん国際司法裁判所には強制管轄権はありませんから、南鮮が拒否すれば裁判は開廷されません。 後生大事に、憲法九条など守ってきたから、南鮮などに舐められるのです。このような侵略行為に対しては即刻、自衛権を発動すべきです。
お礼
ご意見ありがとうございます。 防衛庁勤務の友人がいるのですが、 色々と難しい状態のようですね。 参考にさせて頂きます。
- gutugutu
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下記参考になると思います。
お礼
ありがとうございます。 サイト見てみました。 参考にさせて頂きます。
お礼
詳しい説明、どうもありがとうございます。 こんなにも歴史を遡ることができるとは 思っていませんでした。 とても勉強になりました。